賃料査定の「スマサテ」、AIによる高精度査定とレポート機能を追加

2019年4月10日 11:33

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「スマサテ」のイメージ(ターミナル社の発表資料より)

「スマサテ」のイメージ(ターミナル社の発表資料より)[写真拡大]

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  • 「各社推定賃料モデル誤差率の比較」(ターミナル社の発表資料より)

 ターミナル(東京都目黒区)は8日、不動産賃料の査定システム「スマサテ」に大幅なリニューアルを行ったと発表した。今回のリニューアルで追加された機能は、同社が独自開発したAIテクノロジーを利用した賃料査定と、査定賃料の根拠となる情報を表示できるレポート機能の2つだ。これらの新機能を活用することで、査定業務にかかる負担が大きく軽減されるとしている。

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 今回の新機能追加は、査定業務を担当しているユーザーから寄せられた要望に応えたものという。実際に査定担当者にヒヤリングを行った結果、「金額が思ったより高めに出てしまう」、「レポート上に根拠がないので物件オーナーにうまく説明できない」といった声が散見されたのだ。賃料査定システムがはじき出す賃料査定の精度改善と、査定賃料に対するレポーティング機能は、サービス改善にとって重要なポイントとなっていたといえる。

 今回のリニューアルで一新された査定機能は、誤差率の指標となるMERが2.46%と高い精度を実現したという。MER(Median Error Rate:誤差率中央値)とは、AIが算出した推定賃料と実際賃料との差額を実態賃料で割った値(誤差率)の中央値のことで、人工知能の精度を表す指標の一つとなる。MER2.46%ということは、査定する物件の半分を誤差率2.46%以内で査定可能ということになる。

 そして査定精度を強力にサポートするのが、査定賃料の根拠を明示するレポート機能だ。旧来型の査定システムは、ただ査定賃料が表示されるだけのものだったが、今回リリースされたレポートサービスでは、周辺駅との賃料比較や査定金額に影響した要因など、賃料の根拠や妥当性を示す情報が明記される。

 さらに査定結果の保存や事例検索機能、事例データの一括ダウンロード、レポートの印刷や物件データの一括インポートといった機能も用意されている。これらスマサテに実装されている全ての機能は、月5回までという制限があるものの不動産業界のユーザーなら誰でも無料で利用可能だ。

 有料会員の料金は、月額2万9,800円の基本料金に利用回数に応じた利用料が必要。サービスへの申込後1カ月間は、無料で制限なく利用することが可能だ。加えて、期間限定のキャンペーンを利用すれば、物件の一括取込作業の代行も無償で行うとしている。

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