Spotify、Appleを欧州委員会に訴える 不当競争行為是正で

2019年3月16日 19:21

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記事提供元:スラド

Spotifyは13日、欧州委員会にAppleの不当競争行為是正を訴えたことを明らかにした(For the Recordの記事The Guardianの記事9to5Macの記事The Vergeの記事)。

不当競争行為の例としては、Appleの支払いシステムを利用すると30%のApple税(手数料)がかかり、Spotifyが有料サービスでApple Musicとの価格競争力を維持するのが困難なこと、Appleの支払いシステムを使用しないと顧客に直接連絡を取ることなどが制約されること、Spotifyを含む競合各社がSiriやHomePod、Apple WatchなどAppleのサービスから締め出されていることを挙げている。Spotifyが主張するAppleの不当競争行為は特設サイトTime to Play Fairでも確認できる。

Spotifyでは特別扱いを求めているのではなく、UberやDeliverooなどApp Storeで公開されている多くのアプリと同様に制約をなくすことを求めているのだという。SpotifyとAppleはiOSアプリをめぐって以前から論争しているが、当事者間での解決が難しいことから欧州委員会に訴えることにしたとのことだ。

一方Appleは、Spotifyに繰り返しSiriやAirPlay 2のサポートについて連絡しているがSpotify側の準備ができていないとし、SpotifyのApple Watchアプリは音楽カテゴリーで1位になっているにもかかわらずSpotifyが締め出されていると主張することに驚いたなどと反論する声明を翌14日に公開した。
手数料については、App StoreからSpotifyアプリを入手したユーザーの大半が広告表示のある無料版を利用しており、キャリア経由のサブスクライバーも多いと主張。Appleへの手数料が発生するサブスクライバーはごくわずかなのにもかかわらず、それさえ無料にさせようとしていると批判する。また、米著作権ロイヤリティー委員会(CRB)によるロイヤリティー増額の決定を受けてSpotifyがソングライターを訴えた(実際にはCRBの決定が正しいかどうかの確認を控訴裁判所に求めたのであり、ソングライターを訴えたわけではない)ことを挙げ、Appleだけでなく音楽家からも利益を搾り取ろうとしているなどと主張している。

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