Windowsバージョン別シェア、2月はロシアでWindows 10が初の1位に

2019年3月6日 22:19

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記事提供元:スラド

headless曰く、 StatCounterの2月分Windowsバージョン別シェアデータによると、ロシアでWindows 10がWindows 7を上回り、初の1位となっている。

 ロシアでは12月以降、Windows 10とWindows 7との差が1ポイント未満になっていた。2月はWindows 10が3.69ポイント増の45.62%とシェアを大幅に伸ばす一方で、Windows 7が2.23ポイント減の40.11%となっている。欧州ではベラルーシトルコでもWindows 10が初めて1位となっており、11月以降Windows 10が2位に後退していたモルドバでも再び1位になっている。

 その結果、欧州でWindows 7が1位なのはアルバニアボスニア・ヘルツェゴビナブルガリアセルビアのみ。このうち、ボスニア・ヘルツェゴビナとブルガリアではWindows 10がWindows 7に1ポイント未満の差まで迫っている。StatCounterでアジアに区分されているジョージアカザフスタンでも初めてWindows 10が1位になっており、地図でみると1月と比べて東欧圏でWindows 10が一気に拡大している。

 このほか、キューバセネガルでもWindows 10が初めて1位になっており、Windows 10が1位の国・地域は前月の182から195まで増加した。日本ではWindows 10のシェアが初めて60%を超え、60.55%となっている。また、大陸別ではアフリカでWindows 10が1位となり、全大陸でWindows 10が1位になっている。ちなみに、順位変動の激しい南極でも2月はWindows 10が1位だった。世界全体では1位のWindows 10が1.60ポイント増の54.78%となり、2位のWindows 7(1.16ポイント減、33.89%)との差を広げた。

 Net ApplicationsのデスクトップOSバージョン別シェアデータでは1位のWindows 10が0.60ポイント減の40.30%になる一方、2位のWindows 7は1.22ポイント増の38.41%となった。ランキング上位で順位の変動はないものの、3位のMac OS X 10.14は0.27ポイント減の4.85%となり、4.37%で4位のWindows 8.1(0.03ポイント増)との差が縮んでいる。また、5位のWindows XPも0.58ポイント増の3.34%となっている。OS種別ではWindowsが1.20ポイント増の87.43%となり、Mac OSは9.69%(0.90ポイント減)、Linuxは2.11%(0.34ポイント減)とシェアを減らしている。

 SteamではWindows 10 64 bitが1.14ポイント増の64.91%、Windows 7 64 bitは0.48ポイント減の25.92%となっている。Windows 10 64 bit以外で増加したOSバージョンは初登場のMacOS 10.14.3 64 bitのみ(0.46%)。Windows 10全体では1.10ポイント増の65.14%、Windows 7全体では0.63ポイント減の27.29%となった。OS種別ではWindowsのみ増加して96.12%(0.20ポイント増)となり、OSXは3.11%(0.16ポイント減)、Linuxは0.77%(0.05ポイント減)となっている。

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