ユーピーアール、AI面接サービス「SHaiN」を試験導入

2019年2月21日 21:14

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両社のロゴ。(画像: タレントアンドアセスメント発表資料より)

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 タレントアンドマネジメントは20日、同社が提供するAI面接サービス「SHaiN(シャイン)」を、ユーピーアールが2020年の新卒採用に向けて試験導入したことを発表した。ユーピーアールはSHaiNの導入により、多くの学生との接触機会の増加を目指す。

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 タレントアンドマネジメントが提供する「SHaiN」は、同社が開発した「戦略採用メソッド(T&Aメソッド)」に基づいたAIによる面接サービスだ。SHaiNでは、「資質」「基本的性格」「態度・価値観」など7つの要素を見極め、「バイタリティ」「イニチアチブ」「対人影響力」など11項目で評価を行う。面接後は、11項目による評価結果をもとに、「総合評価」と9ページの「面接評価レポート」を分析レポートとして参照することが可能だ。また、「チームワーク型」や「個性型」といった人材イメージに分けるなど、人材ポートフォリオを構築することもできる。2017年10月の提供以来、約70社に導入されているという。

 ユーピーアールはパレットのレンタル事業を中心に物流業界の課題を解決する物流ソリューション会社だ。昨今の就活市場では売り手市場が続いており、少子化もあいまって、採用活動は一層厳しくなっており、より多くの学生に接触できる機会を獲得することが課題となっていた。今回のSHaiN導入により、遠方に住む学生や、他社との面談の日程が重なった時の面接など、学生との面談機会を増やすことができる。

 ユーピーアールは2020年の新卒採用で、学生に、対人もしくはAIのどちらかの面接を選択できるようにする予定だ。同社の人事担当者は「SHaiNの導入により、今までは面接することができなかった地方学生を採用することが可能となる。今回のSHaiNの導入をきっかけに、新しい取り組みに挑戦する学生に知ってもらい、エントリーしてもらえたら嬉しい」とコメントしている。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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