西鉄福岡(天神)駅でホームドアの実証実験 2月28日から1年間

2019年2月15日 21:35

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昇降ロープ式ホーム柵(支柱伸縮型)の設置イメージ。(画像:西日本鉄道の発表資料より)

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 西日本鉄道(福岡市中央区)は14日、ホームでの安全性向上のため、28日から約1年間、ホームドアの実証実験を行うと発表した。西鉄では、車両の形式によって扉の位置や枚数が異なっているため、ホームドアへの対応が難しく、これまで設置がすすんでいなかった。

【昨年発表】西鉄、ホームドアの実証実験実施へ 2019年2月をめどに

 実証実験を行うのは、西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅。車両のドア数や位置、車両編集の違いに柔軟に対応できるよう、5本のロープを張った支柱が上下動することで乗客の列車との接触やホーム転落を防ぐ「昇降ロープ式ホーム柵」を採用する。

 ホームドアは、同駅2番線ホームの乗車側と降車側それぞれの北口改札側1車両分に設置。ホームドアを設置したことによるダイヤやラッシュ時の乗降客への影響のほか、乗務員の操作の習熟度、車両の停止位置や編成数を判別する検知装置の性能などを検証する。

 同社は1年間の検証によって把握したホームドア導入の問題点や改善点を踏まえ、2021年度から本格的な設置に着手する予定で、3番線まであるすべてのホームに7車両分のホームドアを設置する。

 駅ホームでは、視覚障害者や気分の悪くなった人がホームに転落したり列車と接触するといった事故が多発しており、国土交通省が2016年12月にまとめた「駅ホームにおける安全性向上のための検討会 中間とりまとめ」では、1日の平均利用者数が10万人以上の駅にホームドアを優先的に設置するよう求めている。同駅の2017年度の平均利用者数は1日あたり約13万6千人だった。

 西鉄では、ホームでの事故防止のため、点字ブロックの設置や固定柵の設置を進めてきたが、「車両ごとに異なる扉の位置や枚数の違いに対応するのが難しい」としてホームドアの設置は行われてこなかった。今回、設置予定が公表されているのも同駅だけで、今後も「駅ホームでの点字ブロックの整備を拡大するほか、係員・乗務員による乗客らへの声かけを強化し、ハード面とソフト面での安全対策を進めていきたい」としている。

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