欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、欧州通貨や円の下落も根強い減速懸念

2019年1月23日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、欧州通貨や円の下落も根強い減速懸念
23日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。欧州通貨が買いづらい地合いや日銀の緩和政策維持を受けた円売りで、ドル・円は110円を目指す見通し。ただ、世界経済の減速を懸念したリスク回避的な円買いムードは根強く、ドル・円やクロス円は上昇余地が限られる状態になりそうだ。

前日のNY株式市場でNYダウが前週末比300ドル超下げるなど主要3指数は大幅安となり、本日の日経平均株価は軟調スタート。ただ、株安は織り込み済みであり、21日に強まった円買いの巻き戻しが優勢になった。また、日銀は前日から開催していた金融政策決定会合で、「異次元緩和」継続を決定。同時に公表した「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」で2%の物価上昇目標に関し、2019年度の見通しを+1.4%から+0.9%に引き下げている。それを受け、足元の大規模緩和が目先も維持されるとの観測から円売りが広がり、ドル・円は109円後半に値を切り上げた。

この後の海外市場でも、円売り基調が維持される見通し。また、今晩24時に発表されるユーロ圏の1月消費者信頼感指数(速報値)は前月からさらに低下すると予想されており、明日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会では慎重な政策スタンスが示されるとの予想が広がりつつある。ある市場筋は「夏以降の利上げ時期が後退しても不自然ではない」との見方を示す。そのほかブレグジット問題でポンドも買いづらいため、欧州通貨売り・ドル買いに振れやすく、ドル・円をある程度に押し上げる可能性もあろう。ただ、市場のテーマは世界経済の減速に変わりはなく、ドル・円が110円台を回復しても根強い円買いに押されるだろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・12月消費者物価指数(前年比予想:+4.5%、11月:+5.2%)
・22:30 カナダ・11月小売売上高(前月比予想:-0.6%、10月:+0.3%)
・23:00 米・11月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.3%、10月:+0.3%)
・24:00 米・1月リッチモンド連銀製造業指数(予想:-2、12月:-8)
・24:00 ユーロ圏・1月消費者信頼感指数速報値(予想:-6.5、12月:-6.2)《FA》

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