大相撲初場所初日 稀勢の里は御嶽海に敗れる

2019年1月13日 19:58

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大相撲初場所は13日、東京両国国技館で初日を迎えた。休場明けの3横綱のうち、進退を懸ける稀勢の里は御嶽海に押し出しで敗れた。また、鶴竜は栃煌山に、白鵬も妙義龍にそれぞれ勝利し、初日を白星で飾った。

■痛すぎる初日での黒星

注目を集めた初場所の初日の結び。勝ち名乗りを受けられずに稀勢の里は土俵を降りた。

 相手に低く当たられた立ち合い、上体が起きたまま右腕で御嶽海の脇を抱える。前に出ながら左手を捻じ込ませようとするも体を密着させられまわしには届かない。頭をつける御嶽海に右の脇も締められ、前への勢いを失う。なおも狙う左差しを右から巻き替えされると完全に潜り込まれた格好に。最後は苦し紛れの突き落としで抵抗するも万事休す。押し出され、力なく土俵の外に。

 昨年九州場所、初日から喫した5連敗の内容は左からの攻めを読まれていたことが大きな敗因として取り上げられていた。年末から今年に入っての稽古は自身の得意の形以外での攻めを中心に行ってきたはずだった。ふたを開けてみればこの土俵でも左に固執しての自滅にみえた。場所前には順調な仕上がりが伝えられ「自分の良さを出していきたい」と語っていた稀勢の里。進退を懸けて挑む今場所、この黒星を踏まえ明日以降の取り口でどこまで巻き返しを図れるか。

■白鵬、鶴竜は完勝

 盤石の相撲をみせたのは結び前の両横綱。

 鶴竜は栃煌山の立ち合いでの変化にも動じることなく、左に動いた相手をつかまえ前へ出ての突きだし。白鵬は素早い当たりの踏み込みからはたきこんで難敵の妙義龍に両手をつかせた。ともに立ち合いで主導権を握り相手に相撲を取らせなかった。

 目の前で3大関が敗れた後の土俵、ざわつく初日の空気を締めなおすには十分な両横綱の完勝。昨年は2人合わせての優勝回数は3度。若手の台頭が著しい土俵上、最高位としての圧倒的な技術と力強さをみせつけ、高い壁となることに多くのファンは期待を寄せている。初日の相撲を見る限り、その期待に見事なまでの勝利で答えてくれた内容だった。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る

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