乃木坂46北野日奈子の写真集にかける思いに驚愕

2018年12月28日 18:09

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 乃木坂46の2期生、北野日奈子の写真集『空気の色』(幻冬舎)が、27日に発売となった。

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 この日、お渡し会の後に放送されたShowroomの中で、この写真集についてのトークをしているとき、ニコニコとしていた彼女が、涙を流して、関係者やスタッフに感謝するというシーンがあり、視聴していた多くのファンに感動を与えた。

「前が見えないくらい真っ暗なトンネルの中にもいたことがありました。でも大丈夫です。私でもこうやって新しい自分に生まれ変われました。
この写真集で新しい日奈子になりました。この写真集がなければ、私は私じゃなかった」(公式 北野日奈子1st写真集 空気の色Twitterより引用)

 このコメントの重さは、乃木坂のファンならばほとんどが知っているだろう。

 北野日奈子の写真集が出るというニュースは、かなり早い時点でアナウンスされていたのだが、彼女の体調不良の影響もあるのか、発売日がいつになるのかわからず、その間に多くのメンバーが写真集を出すという流れの中で、本当に出版されるのか?そもそも彼女がこのまま休養から卒業になってしまうのではないかという不安も募っていたのである。

 2期生の中では、堀未央奈につぐ人気があり、モデルとしても、高い評価を受けていた彼女だが、昨年の夏あたりから、毎日更新していた長文のブログへのバッシングから始まり、心無いアンチによる嫌がらせが続くという逆境に見舞われる。

 これがメンタルの鍛えられている大人メンバーなら「そんなこともあるでしょう」で流せるのだが、人一倍純粋で、繊細なくせに、ある意味無防備な彼女にとっては本当にキツイ凶器となってしまったのだろう。

 さらに、仲のよかった中元日芽香の体調不良、そして卒業宣言も重なり、とどめとばかりに『アンダー』という、名曲ではあるけれど、救いのない歌詞の歌を与え、完全休養というところまで追い込まれた(と記者は考えている)。

 写真集……汗顔の至りではあるが、乃木坂の、それも人気のあるメンバーであれば、もはや自動的といっていいぐらいにオファーがあり、もちろんうれしいではあろうが、仕事の一つぐらいの重みしかないと考えていた記者は、この写真集にかけた彼女の思いを知って、自らの浅はかな考え方に、穴があったら入りたいような気分にさせられてしまった。

 そう思いながら写真を見ると、水着やランジェリーといった露出度の高いセクシーなショットにも、それ以上の思いというか、味わいがあるように感じられるものだ。

 写真集でありながら、まるで小説のように、物語性のある『空気の色』。彼女の思いを感じながら是非目を通していただきたいと思う。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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