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元気な近大 キャンパスのキャッシュレス化やお歳暮商戦参戦も

2018年12月1日 21:35

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LINE Payのロゴ。(画像: LINEの発表資料より)

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 近畿大学が元気だ。完全養殖に成功した近大マグロは全国ブランドに育ち、今春の大学志願者数も15万人を超えて全国トップで快走中。その近大がさらに新たな取り組みに挑戦している。12月からは関西圏の大学で初めて、スマホ決済サービス「LINE Pay」を学内の食堂などで導入し、キャンパスのキャッシュレス化をめざす。また、今年のお歳暮商戦では、近大マグロや近大みかんなど近大関連の17商品を関東・関西の5つの百貨店で販売している。

■関西の私大で初 LINE Payでキャッシュレス支払い

 近大は大学入試において日本で初めて2009年にインターネット出願を始めた大学で、2014年からは紙による願書を廃止してインターネット出願のみで入試を実施している。今回の試みは、スマートフォンを利用して学内の食堂、コンビニ、売店など10店舗でキャッシュレス支払いができるようにするもので、利用する際はLINE Payアプリを使ってQRまたはバーコードを読み取るなどの操作を行う。

 近大は導入にあたり、学生を対象に、日本のキャッシュレス化の現状と今後について学ぶとともにLINE Payの使い方を習得するセミナーを12月4日に実施する。

■お歳暮商戦で近大マグロやナマズなど17商品を販売

近大がクロマグロの採卵から成魚までの完全養殖に成功したのは2002年。2020年には近大マグロの輸出計画まであるが、マグロ以外にもさまざまな魚介類の養殖事業を行って販売している。それらの食材を使う養殖魚専門料理店も経営しており、「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」の大阪梅田と東京銀座の2店舗では今年12月初旬に累計客数が100万人を突破する見込みとなった。これを記念して、同店舗では12月12日まで「近大産クエタマコース」を特別感謝価格5,500円(定価8,500円)で提供している。

 クエタマというのは近大が開発した魚で、高級魚クエと成長の早いタマカイの交雑種。クエから引き継いだ淡白で上品な味わいを持ち、鍋料理・焼き・刺身など幅広い料理に合う万能な魚と評判が高い。

 また、近大は今年のお歳暮商戦でこういった商品を販売することにした。近大マグロやナマズ、ブリ、クエなどの魚のほか、付属農場で栽培した近大みかんも加わり、近大関連商品で近大ブランドがさらに高まりそうだ。

 販売するのは、近鉄百貨店、阪急百貨店、高島屋、イトーヨーカドー、小田急百貨店の5店で、「近大マグロセット」(10,800円)、「近大クエ鍋セット」(21,600円)、「近大みかん」(5,400円)、「近畿大学の技術『におわない』ぶりしゃぶ用詰合せ」(6,784円)など17商品を提供している。

■ユニークな研究とビジネス展開に注目

 研究に力を入れている大学ではどこでも知的財産を蓄積している。大学経営が厳しい時代にあってどの大学もそれを生かしたビジネス化や産学協同に力を入れているが、ビジネス感覚やノウハウに乏しいことが足を引っ張り、必ずしも成功しているとは言えない状況のなか、近大の元気さは突出している。そのユニークな研究とビジネス展開にはこれからも目が離せない。

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