AVAST、仮想通貨マイニング関連ソフトをマルウェアと判定する基準発表

2018年11月8日 09:29

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記事提供元:スラド

 セキュリティソフトなどを手がけるAVAST Softwareが、「仮想通貨採掘行動のガイドライン」を発表した(仮想通貨WatchAVASTの発表)。

 最近ではユーザーの同意を得ずにインストールしたマシンのリソースを使って仮想通貨採掘を行うようなソフトウェアが登場しており問題となっている。今回のガイドラインはこうしたソフトウェアを「悪意のあるソフトウェア」としてブロックするための判断基準を示すものだ。

 こういった機能を持つソフトウェアをマルウェアと判断しないための基準としては、初回のインストールおよび実行時に採掘機能のオン/オフをユーザーが明示的に指定できること、指定を行って初めてそれに従って採掘を開始すること、分かりやすい表示を行い「同意しない」を選択する場合に余計な手間がかからないこと、などが挙げられている。

 また、最近ではJavaScriptを使って採掘を行うWebサイトについても問題となっているが、こういったサイトについても悪意のあるサイトかどうかを判断する基準が記されている。

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