果物王国「岡山」の知られざる魅力! 希少なれんげ米からジーンズまで

2018年11月4日 17:01

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記事提供元:エコノミックニュース

れんげ草は空気中の窒素を取り込んで貯め込む力がある「根粒菌」を根に宿している

れんげ草は空気中の窒素を取り込んで貯め込む力がある「根粒菌」を根に宿している[写真拡大]

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 岡山県の観光サイトが9年振りにリニューアルして、ちょっとした話題となっている。

 その理由は、AI(人工知能)機能の導入だ。新しい観光サイト「岡山観光WEB」にアクセスし、メニュー画面から「モデルコース」を選択すると「AI(人工知能)にコースを作ってもらう」というボタンが現れる。ここで出発点や所要時間、あとは自分の好みや目的に合わせてレーダーチャートやスライドを動かして直感的に設定するだけで、AIが最適な観光コースを考えてくれる。とくにスライドが秀逸で、「大人向け、子ども向け」「写真映え重視、内容重視」など、選択肢は少ないながらも、かゆいところに手が届く項目になっており、サイトに訪れて遊んでいるだけでも、バーチャルな旅行気分が味わえる。

 岡山といえば、日本人ならまず最初に思い浮かぶのは「桃太郎」ではないだろうか。そのお陰か、岡山は桃の産地というイメージが強い。実際、岡山県の清水白桃は63.2%のシェアを誇る県の名産品だ。また、全国的にみても岡山は「くだもの王国」ともいわれており、マスカットのシェアはなんと95.9%でほぼ独占状態となっている。

 果物以外にも、岡山県は牛の産地としても有名だ。全国で約1万頭が飼育されているといわれるジャージー牛のおよそ3分の1が真庭市の蒜山のもので、蒜山のジャージー牛乳は全国的なブランドとして広く親しまれている。また、美作地方は古くから子牛の一大産地として知られており、ここから全国各地へ出荷され、ブランド牛となる。

 さらに、その子牛の餌としてれんげ草が使われていたことから、この美作地方は「れんげ蜂蜜」の一大産地でもあった。しかし、農業の近代化により、今ではれんげ畑はちらほらと見かけるほどにまで減少してしまった。

 れんげ蜂蜜の一大産地と呼ばれたころ、実はこの地方には独特の農法で作られる「米」があった。れんげ草は空気中の窒素を取り込んで貯め込む力がある「根粒菌」を根に宿しており、春にはちみつを採取した後のれんげ草を有機肥料として田んぼに鋤き込むと、稲の育成に必要な窒素成分が補給され、土が肥沃になり、丈夫な稲を作るのに役立つという。「れんげ農法」と呼ばれるこの方法で作られた「れんげ米」は、残念ながら、れんげ草の減少と共に今では希少なものとなってしまった。

 

 岡山県北の鏡野町に本社を置く山田養蜂場は、同社のみつばち農園から近隣農家へれんげの種を配り、れんげ農法を守る取り組みを地元で20年以上続けている。さらに実際にれんげ農法と相性が良い品種「キヌムスメ」を育てて、れんげ米の販売も行っている。今年も11月1日から、同社の直営店と通販サイトで新米の販売を開始している。

 他にも、岡山県倉敷市は国産ジーンズ発祥の地として、現在でもジーンズ生産量日本一を誇るほか、学生服の生産量においても日本一を維持している。前述の観光サイト「岡山観光WEB」のAIも、ジーンズの魅力満載の体験型観光施設「ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」を強力にお勧めしてくるので、興味のある人は訪れてみてはいかがだろうか。(編集担当:藤原伊織)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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