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中国、科学研究で米国を追い越すか
あるAnonymous Coward曰く、 米国と中国の研究者らの交流はおよそ30年ほど前から始まったが、昨今では中国の研究者による研究活動が米国の研究者によるそれを追い越しつつあるという。
南京大学のQingnan Xie氏とハーバード大学のRichard Freeman氏による調査では、物理学、工学、数学の世界的な出版物における中国のシェアは2000年から2016年で4倍に増加し、2016年までに中国は米国のシェアを上回ったとしている。
また、この調査では論文著者のメールアドレスによって研究者の国籍を調べているそうで、そのため中国外の組織に所属する研究者による論文数はカウントされていないそうだ。メールアドレス以外の情報なども考慮した分析も行われているが、その結果全世界で発表された物理学、工学、数学の論文のうち3分の1以上が中国の研究者によるものだと推測できたという。
また、研究の品質については現時点では米国よりも下であるものの向上傾向にあるとのことで、論文数だけでなく引用数においても中国は近い将来世界を牽引する可能性があるという(Bloomberg、Slashdot)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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