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乃木坂46「真夏の全国ツアー」の悲喜こもごも
9月2日の仙台公演をもって、今年の夏の全国ツアーファイナルを迎えた乃木坂46。
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毎年恒例の夏ツアーだが、今回はすべての会場がスタジアムクラスになり、今まで以上の集客を見せ、内容的にも盛り上がった。中でも、メンバーがプロデュースした「ジコチュー企画」では、普段はなかなかみられないメンバーによる楽曲披露があり、「これだけで円盤が作れるんじゃないか」という充実ぶりだった。
また、ラストを飾る仙台公演では、仙台駅の構内が乃木坂への歓迎ムードに溢れ、スタジアムのある利府では、市長自らが街頭でファンを歓迎し、街のいたるところに乃木坂メンバーの装飾がされており、非常に暖かいもてなしを受けた。
しかし、そんな歓迎ムードに水を差すファン(?)というのはいるもので、仙台ではサービス用にメンバーのコースターを先着順に渡すという企画があったのだが、一般客に対してそのコースターを譲れとせまる人間があらわれたため苦情が殺到、この企画は打ち切りになってしまった。
また、交通の便の悪さ、宿泊施設が足りないなどの問題もあるのだが、仙台駅構内・郊外では、ライブ後行き場を失ったファンが深夜まで徘徊し、あげくは寝ている姿が写真に撮られてもいる。
それでも救いなのは、ライブ後、周辺を自ら掃除するファンや、苦情に対して速やかに謝罪するコメントを出すファンも多く、また各会場のキャパが多かったためか、はたまた人気に翳りでも見えているのか、措置が上手く効いたのか、転売が少なったことだろう。
また、ライブ自体は企画のよさもあるし、メンバーもまた大きな会場に負けず最高のパフォーマンスを発揮したということで、全体的に評判はいいようだ。記者は名古屋と大阪への参戦にとどまったが、どちらも新規と思われる女性ファンが楽しそうに「また来たい」と言っているのを聞いた。
一部で心配されていた卒業など、ネガティブのサプライズもなく、急激に成長を見せる3期生を1期2期がしっかりと支える形がしばらくは続きそうだ。
さらに、この流れ受けて…かどうかわからないが、アンダーはいよいよ10月に北海道でのライブを開催する。集客が難しく、乃木坂全体でもハードルが高い北海道。
ホールクラスとはいえ、平日4日間、一部を除き、ほぼオールスタンディングという悪条件ではあるが、今回のセンターを務めるのは、経験もスキルも鍛え上げられている1期生中田花奈であるし、北野日奈子も万全で復帰するようなので、なんとか、これまでのように、悪条件を跳ね返して成功に導いてくれるだろう。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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