4月の旅行取扱額、前年比7.4%増の4354億円 観光庁発表

2018年7月21日 21:30

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 観光庁がまとめた主要旅行業者による2018年4月の旅行取扱状況によると、海外旅行や外国人旅行が引き続き好調だったことで、総取扱額も好調に伸びていることが分かった。

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■4月の旅行取扱額は4,354億円

 20日、観光庁が主要旅行業者の旅行取扱状況速報(4月分)を発表した。総取扱額は前年同月比7.4%増の4,354億6,172万5,000円だった。

 伸び率が高かった業者としては、エイチ・アイ・エス(取扱額:392億6,958万4,000円、同25.9%増、以下同じ)エボラブルアジア(93億1,794万3000万円、25.3%増)、旅工房(17億9,882万9,000万円、31.9%増)、WILLER(11億2,636万4,000万円、51.6%増)などがある。

■海外旅行や外国人旅行は引き続き好調

 この内、海外旅行の取扱額は同13.8%増の1,499億687万9,000円だった。3月に引き続き欧州が好調だったことに加え、旅行の出発がゴールデンウィーク前半に集中したことが、増加につながった。

 また外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド旅行)は同19.7%増の276億6,468万9,000円だった。イースター休暇が今年は3月末からとなったことや、3月の桜の早期開花により、募集型企画旅行は不調だったものの、MICE案件(meeting:会議、incentive:招待旅行、convention:学会、event:展示会、の頭文字)が好調だったという。

■国内旅行は微増

 国内旅行の取扱額は同2.9%増の2,578億9,015万9,000円だった。こちらは3月の桜の早期開花や、団体旅行における前年の反動減が、昨年4月に3連休がなかったことによる反動増により相殺され、微増になった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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