概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は小反発、原油価格の上昇が指数をサポート

2018年7月20日 10:12

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記事提供元:フィスコ


*10:12JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は小反発、原油価格の上昇が指数をサポート
【ブラジル】ボベスパ指数 77486.88 +0.16%19日のブラジル市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比124.25ポイント高(+0.16%)ので取引を終えた。75889.81から77486.88まで下落した。

マイナス圏で推移した後は引け間際にプラス圏を回復した。原油価格の上昇が指数をサポートした。一方、米中貿易摩擦の激化観測が指数の足かせに。また、海外市場がさえない展開を示したこともブラジル株の売り圧力を強めた。

【ロシア】MICEX指数 2269.45 -1.10%19日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMICEX指数は前日比25.33ポイント安(-1.10%)の2269.45で取引を終了した。2297.15から2262.99まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。米政府がロシアに対し、経済制裁を追加するとの観測が嫌気された。また、米中貿易摩擦の激化懸念が再び高まっていることもリスク回避の売りを強めた。

【インド】SENSEX指数 36351.23 -0.06%19日のインドSENSEX指数は小反落。前日比22.21ポイント安(-0.06%)の36351.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同23.35ポイント安(-0.21%)の10957.10で取引を終えた。

前半はプラス圏で推移したが、後半は売りに押された。外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。また、SENSEX指数が引き続き過去最高水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売りも継続した。

【中国本土】中国本土マーケット 2772.55 -0.53%19日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.71ポイント安(-0.53%)の2772.55ポイントと5日続落した。

人民元安の進行がマイナス。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を6日連続で元安方向に設定した。上海外国為替マーケットでは、再び元安の動きが加速している。中国企業の決算期待などで朝方は買われる場面がみられたものの、上値は重く、次第に売りが優勢となった。《NH》

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