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中国企業、AMDの知財使いx86互換プロセッサの生産を開始
あるAnonymous Coward曰く、 中国の半導体メーカー・海光(Hygon)がx86プロセッサ「Dhyana」の生産を開始したそうだ。このプロセッサはAMDとのライセンス契約に従って製造されており、合法的な「x86互換プロセッサ」になるという(TOMS HARDWARE、GIGAZINE、Slashdot、PCM)。
米国は核開発への影響を懸念して2015年にXeonプロセッサの中国での販売を禁止しており、さらにCPUの設計開発製造に関する技術の中国への移転にも制限をかけている。そのため、単純に中国内でx86互換CPUを製造するのは困難なのだが、AMDは天津海光先進技術投資有限公司(THATIC)と合弁で海光微電子技術有限公司(HMC)という企業と成都海光集成電路設計有限公司(Hygon)という企業を設立。まずHMCにx86に関連する知的財産の利用権を与え、さらにHMCがこの知的財産権の利用ライセンスをHygonに与えてHygonがチップを設計。続いてこの設計をHygonがHMCに売却し、HMCがチップを生産。これをHygonが販売するという形でこの問題を解決したという。HMCはAMDが51%出資しておりAMDの傘下企業と見なされるため、こういったスキームが可能になるという。
なお、Linuxカーネル開発者によると、HygonのDhyanaプロセッサは、Zenマイクロアーキテクチャを基盤としたAMDのEPYCプロセッサと似ており、違うのはベンダーIDとファミリーシリーズ番号だけだとしている
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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