ユーロ週間見通し:もみ合いか、米中貿易摩擦激化を警戒

2018年7月7日 15:07

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記事提供元:フィスコ


*15:07JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、米中貿易摩擦激化を警戒
■強含み、米中貿易戦争突入を意識したユーロ買いも

先週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)のメンバーの一部が、2019年末の利上げは遅すぎるとの見方を示したことや、米中は貿易戦争状態に突入したとの見方が広がり、短期筋などのユーロ買い・米ドル売りがやや活発となった。取引レンジ:1.1591ドル-1.1767ドル。

■もみあいか、ドイツ政局不安後退も欧米金利差でドル買い

今週のユーロ・ドルはもみ合いか。ドイツの政局リスクが後退するなか、ユーロ圏の失業率低下など域内経済の回復を示す経済指標が発表されており、ユーロは押し目買いが入りそうだ。一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ継続方針に変わりはなく、欧州中央銀行(ECB)との金融政策の差異を意識したユーロ売り・米ドル買いが強まる可能性は残されている。

予想レンジ:1.1650ドル−1.1850ドル

■やや強含み、一時130円に接近

先週のユーロ・円は強含み。5月の独鉱工業生産や製造業受注が大きく改善したことや、ユーロ圏の金利先高観は消えていないことから、ユーロ買い・円売りの取引が活発となり、ユーロ・円は一時130円に迫る場面があった。取引レンジ:128円42銭-129円97銭

■もみ合いか、米中貿易摩擦激化を警戒

今週のユーロ・円はもみあいか。目先発表される経済指標が堅調な内容であれば、ユーロの買戻しが進むだろう。ただ、ECBによる利上げは1年以上先になるとみられており、米中貿易摩擦激化に対する警戒感は消えていないことから、投機的なユーロ買い・円売りがさらに広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・12日:5月鉱工業生産(前月比予想+0.5%、4月:−0.9%)

予想レンジ:128円00銭-131円00銭《FA》

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