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AOKIに見るシェアリング社会の広がり

2018年7月4日 08:47

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(画像: AOKIの発表資料より)

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 時間貸し駐車場の一角にシェアリングカーのコーナーをよく見かけるようになった。周知の通り車の保有は、税金・駐車場確保・車検等々で相応の負担を背負うことになる。「保有ではなく使いたい時だけ利用したい」というニーズには、大いに頷ける。オリックスグループの不動産企業では「土地保有者」に活用法として「駐車場」と並行し「カーシェアリングシステム」を提案している。結果として2018年3月末段階で全国に1,654拠点を設営、2,703台のシェアリング用の車を有している。

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 前にこのコーナーでトヨタの豊田章男社長が「車を作る会社からモビリティ(移動手段)を提供する会社に変える」と発言し、全国に約1,200店舗ある「レンタカー拠点の使い勝手の良さを徹底して図り始めた」と記した。その延長線上にはカーシェアリングへの進出が容易に見て取ることができる。「シェアリングカー」社会の拡充は、容易に理解しうる。

 だが驚かされたのは紳士服大手のAOKIが、今年4月に開始したビジネスである。同社では「レンタル事業」とするが、要は紳士服のシェアリングサービスである。利用料金は月額「7,800円+消費税」。スーツ・シャツ・ネクタイの三点セットが対象。セット商品はそれぞれ自ら選ぶことができる。老いてなお原稿書きから抜けきれない私には極めて好都合。取材は週2日程度にまとめ歩き回る。毎月異なるスーツで企業巡りができ、もってこい。果たして税務署が確定申告に際し「必要経費」として認めてくれるかどうかは「?」だが、「7,800円×消費税×12カ月」ゆえに相応の節税対策の可能性が期待できる。しかも件の「3点セット」はクリーニングの必要がなく、箱に入れて送り返すだけでOK。需要は高いらしい。AOKIでは2021年3月期の利用者数1万人計画で立ち上げたとするが、「いまのペースでは1年前倒しで達成できる見通し」としている。

 斯界に明るい筋は「シェアリングビジネスの範疇は、食・住・趣味の世界にまで広まってきている」とし、こうも言った。「民泊、あれだってシェアリング事業ですよ」。

 どんな新型シェアリング事業が出てくるか、とくと注目していきたい。(千葉明)

関連キーワード民泊レンタカーカーシェアリング

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