【銘柄フラッシュ】エキサイトなど急伸し新規上場の3銘柄はそろって強い

2018年6月22日 07:07

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 21日は、ノリタケカンパニーリミテド<5331>(東1)の14.2%高が東証1部の値上がり率トップとなり、まとまった資金を投入できる投資主体が注目を開始との見方があり、同社の燃料電池を用いてIHI<7013>(東1)が水素ではなくアンモニアを燃料とする発電に成功と伝えた5月22日付の日経産業新聞の報道などが蒸し返されたとされ注目が再燃。

 2位はオープンドア<3926>(東1)の9.4%高となり、国内日帰り旅行・体験・ホテルプラン比較サービスでスターツ出版<7849>(JQS)の女性向けサイト「OZmall(オズモール)」との連携を6月15日に発表し、以後、再び出直り傾向を強めており、これに対する期待が再燃したとの見方。

 3位はスター・マイカ<3230>(東1)の8.8%高となり、11時に第2四半期の業績見通しの増額修正を発表し、後場は一段高。

 【3銘柄が新規上場】コーア商事ホールディングス<9273>(東2・売買単位100株)は10時32分に公開価格2670円を49.8%上回る4000円で初値。あと4150円まで上げ、後場は売買交錯となり大引けは3605円。ZUU<4387>(東マ・売買単位100株)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限の3680円で買い気配。公開価格1660円の2.3倍。SIG<4386>(JQS・売買単位100株)は14時54分に公開価格2000円の2.3倍の4665円で初値が付き、あと4965円まで上げて大引けは4820円となった。

 ヒラノテクシード<6245>(東2)は3日続伸し17.5%高。サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表戦のテレビ映像が荒過ぎたとネット上で伝えられ、有機EL関連株としての注目が強まったとの見方や、薄膜シート成型機がセラミックコンデンサーの基礎になるセラミックグリーンシート用に繁忙との見方も。サイオス<3744>(東2)は業績回復のピッチが予想を上回るといった見方があり再び上値を指向し6.9%高。

 ALBERT<3906>(東マ)はAIチャットボットの納入拡大などが言われて後場寄り後に一段高となりストップ高の14.5%高と急伸。レントラックス<6045>(東マ)は5月の月次売上高の3カ月ぶり増勢転換などが注目されて12.1%高と反発。

 エキサイト<3754>(JQS)は新世代FXフォロートレードの提供を開始しフィンテック事業を第4の柱に育成との発表が好感されてストップ高の20.7%高。リーダー電子<6867>(JQS)は「波形モニター」などで先行し、一部観測として、大成建設<1801>(東1)が21日付で発表した「病院内の電波環境を可視化する技術を開発」に関連しているのではとの憶測が言われてストップ高の15.9%高。KeyHolder<4712>(JQS)は10.2%高の急反発。「AKB48」をプロデュースした秋元康氏の招聘などの材料が再燃したとの見方が出ていた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【業績でみる株価】FCMは18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性(2018/02/20)
【株式評論家の視点】日本システム技術は第3四半期営業黒字転換、昨年9月の下値圏に届き値ごろ感(2018/02/08)
カチタスはニトリの家具・インテリア付き中古住宅の販売に期待感、2600円どころが下値圏(2018/02/13)
【編集長の視点】BEENOSは1Q流通総額の高進捗率を手掛かりに売られ過ぎの訂正買いが拡大し続急伸(2018/02/19)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事