米国、セーフガード発動も太陽光発電の導入率がガスや風力を超え堅調

2018年6月19日 19:36

印刷

記事提供元:スラド

taraiok曰く、 トランプ政権が1月、太陽光パネルへの緊急輸入制限(セーフガード)を発動。30%の追加関税を課す輸入制限を行った。にもかかわらず、今年の第1四半期は太陽エネルギーがガスや風力などを抜き、米国で最も多く導入された電力供給源となったという(BloombergSEIASlashdot)。

 Solar Energy Industries Association(SEIA:米太陽エネルギー産業協会)とGTM Research(GTM)の調査によれば、米国は第1四半期に2.5ギガワットの発電力を持つ太陽光発電施設が導入された。これは第4四半期中に追加された米国電力容量の55%を占める。2年連続で風力発電と天然ガスタービンの導入率を超えたとしている。

 太陽光発電システムを仮想的に所有するコミュニティ・ソーラー・プロジェクトが広がったことが、太陽光発電分野の導入を牽引したようだ。GTMによると、今年の太陽光の設置規模は条件の悪化にも関わらず、昨年とほぼ同じ10.8ギガワットになると予想されている。2023年までには14ギガワット以上に達すると見込まれている。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | 電力 | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
トランプ大統領、メキシコとの国境に設置する壁を太陽光パネルにする案を披露、自画自賛 2017年06月28日
太陽光発電は石炭火力の2倍以上の雇用を米国で生み出している 2017年02月14日
世界最大の集光型太陽熱発電所は野鳥を捕える巨大な罠? 2014年08月24日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事