警察庁、仮想通貨マイニングツールについて注意喚起【フィスコ・ビットコインニュース】

2018年6月15日 15:27

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記事提供元:フィスコ


*15:27JST 警察庁、仮想通貨マイニングツールについて注意喚起【フィスコ・ビットコインニュース】
警察庁は、仮想通貨のマイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)ツールの設置を検討しているウェブサイトの運営者やインターネット利用者に対し、注意喚起を行った。13日にはツイッターの公式アカウントで、14日には同庁による「サイバー犯罪対策プロジェクト」のホームページ上で注意を呼びかけている。

同庁は、自身が運営するウェブサイト上で閲覧者に対して明示せずにマイニングツールを設置した場合、犯罪になる可能性があることを指摘した。また、「マイニングツールが設置されたウェブサイトにアクセスするとパソコンの動作が遅くなることがある」、「仮想通貨の採掘を意図していないにもかかわらず、ウイルス対策ソフトがマイニングツールを検知した場合には、再度当該ウェブサイトにはアクセスしないように」などと注意を促した。

なお14日には同庁の集計に基づき、同意なしにサイト閲覧者の端末を使用し、仮想通貨を無断で採掘したとして、10県警が不正指令電磁的記録保管などの疑いで計16人を摘発したことが報じられている。同庁による注意喚起は、これを受けて行われたものだとみられる。

インターネット上では、「サイト閲覧者の同意を得ずに広告を提示しているサイトは犯罪にならないのか」、「犯罪であるかないかの線引きはどこにあるのか、明確にしてほしい」などと批判の声もあり、波紋が広がっている。《HH》

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