来週、米朝首脳会談が開催予定、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年6月8日 11:48

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記事提供元:フィスコ


*11:48JST 来週、米朝首脳会談が開催予定、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/8付の「DailyOutlook」では、米朝首脳会談について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『来週12日に米朝首脳会談が開催される予定だ。4月の南北首脳会談を経て、北朝鮮情勢は大きく改善の兆しを見せている。韓国の株価指数は年初来、ほぼ横ばいで推移しているが、物色の中身を見ると、大きな変化が起きている。3月に北朝鮮が核廃棄の可能性を示唆して以降、建設株やセメント、鉄道車両などのインフラ関連株が大きく買われている。過去2,3ヵ月で2倍以上値上がりした銘柄も散見される』と伝えています。

続けて、海外資本の流入により、北朝鮮で新たな建設・インフラ投資が進むことを市場は期待しているようだ、との見方を示し、『北朝鮮でのインフラ投資促進により、韓国や中国で鋼材需給がひっ迫し、価格が上昇すれば、日本の鋼材市況にもプラスとなる可能性がある。また長期的には日本の建機メーカーなどインフラ関連株も恩恵を受ける可能性がある。日朝国交の正常化により観光業界などでも商機が生まれてくることが考えられるし、コストの安さからアパレルなどの製造業にとっては重要な生産拠点になることもあり得よう』と分析しています。

さらに、『今のところは夢のような話だが、“地元”韓国の株式市場では既に理想買いが始まっている。株式市場が先読みする性質に鑑みれば、日本でも初動がいつ始まってもおかしくなさそうだ』とまとめています。

最後にレポートでは、『韓国総合株価指数と建設セクター』をグラフにして紹介しています。詳しくは6/8付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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