川崎重工の多用途四輪車が国内で初めて消防車に採用

2018年6月1日 16:33

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小型オフロード消防車 Red Ladybug。(提供:株式会社モリタ)

小型オフロード消防車 Red Ladybug。(提供:株式会社モリタ)[写真拡大]

 川崎重工業は、同社の多用途四輪車「MULE-PRO FX(EPS)」が国内で初めて、消防車として採用されたと発表した。

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 基本的に公道走行ができない多用途四輪車が、各種構造の変更によって大型特殊自動車として公道走行が可能な状態にされ、それが消防車に採用されるというのはそれ自体で国内で初の事例であるという。

 なお、採用を行ったのは大手消防車メーカーのモリタ。同社の新型消防車「小型オフロード消防車 Red Ladybug」のベース車として採用した。高い機動性と、悪路における走破性を評価したものであるという。

 川崎重工のMULEシリーズは、1988年に初登場した。前述のように公道を走行する自動車ではないわけだが、北米を中心として牧場や農場のメンテナンス、あるいはハンティングなどに活用されている。

 近年の日本における災害現場では、水辺などの不整地において高い機動性を発揮できる作業車が求められている。そこで、4WD、耐久性、快適性を兼ね備え「現代のワークホース」と呼ばれるMULEシリーズに白羽の矢が立ったというわけだ。

 主要性能諸元は以下の通り。なお、日本国内での一般個人向けの販売が行われる予定はない。

■エンジン
水冷・4ストローク・DOHC 直列3気筒

■排気量
812立方センチメートル

■最高出力
35Kw(48ps)/5,500rpm

■最大トルク
65N・m(6.6kgfm/3,500rpm)

■全長全幅全高
3,385mm×1,625mm×1,965mm

■最低地上高
265mm

■タイヤサイズ
前 26×9.00R124PR
後 26×11.00R124PR

■装備質量
830kg

■最小回転半径
4.8m

■荷台積載質量
453kg

■牽引質量
907kg

■乗車人員
3人(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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