米議会、1972年以前の録音物の著作権保護期間 2067年までの延長を議論

2018年5月25日 11:10

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 米連邦議会が著作権法の改正を検討しており、その1つとして古い録音の著作権保護期間を延長する案「CLASSICS Act」が検討されているという(GIGAZINEP2Pとかその辺のお話R)。

 この著作権法改正では、ストリーミング配信などでの音楽配信に向け、使用料の徴収と権利者への適切な分配を行う第三者的な組織を創設する「Music Modernization Act(MMA)」という法案が議論されている。

 一方で、米国においては1972年2月15日以前に録音された録音物については、連邦政府の著作権法の管轄外となっている(カレントアウェアネス・ポータル)。そのため、新たに1923年から1972年までの録音物については著作権保護期間を2067年にまで延長されるという法案「CLASSICS Act」も同時に議論されているという。しかし、1972年以前に発表された楽曲にはもはや権利者が誰かも分からないものも多く、単にレコード会社を儲けさせるだけのものだという批判が出ている。

 さらに、レコード会社とのライセンス契約には多額の費用がかかる状況となっており、そのためストリーミング配信で1972年以前の録音を聞こうとした場合、必然的にPandoraやSpotifyといった大企業のサービスを利用する必要が出てくる。そのため、この法案は特定の企業に競争力を与えてしまうことになりかねないとして反対意見を表明する団体も出ているという。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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