スナック感覚の小ぶりなリンゴ「ロキットアップル」、6月日本上陸

2018年5月24日 21:40

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ロキットアップル。(画像:Rockit Global Limited発表資料より)

ロキットアップル。(画像:Rockit Global Limited発表資料より)[写真拡大]

 「ロキットアップル」が2018年6月から日本でも販売を開始する。ニュージーランド生まれの“ミニチュアりんご”とも言われるもので、スナック感覚で食べられる、通常のリンゴの約半分の大きさしかないという小ぶりなリンゴだ。

 ロキットアップルを販売するのは、Rockit Global Limited(RGL)というニュージーランドの企業。ハブロック・ノース・フルーツ社(HNFC)の所有権交代後、2017年に創立された企業だ。

 ロキットアップルはもともと、ニュージーランドの北島(ニュージーランドは大きく南北二つの島からなる国であり、それぞれ北島、南島と通称される)のホーク湾岸、ホークス・ベイ地方(Hawke‘s Bay Region)で生まれた。

 同地はニュージーランドの中では特に温暖な地域で、雨や風が少なく、ワインの名産地としても知られている。ロキットアップルの開発は1991年に始まった。小粒なリンゴを開発するべく、“ガーラ/スプレンダー”と”ロイヤル・ガーラ”というリンゴを自然交配で掛け合わせ、15から20年をかけて学名を「PremA96」というミニチュアリンゴを生み出した。そのPrem96の商品名が「ロキットアップル」である。ちなみに栽培地は現在、北半球も含めた世界の8カ国に広がっている。

 ロキットアップルは栄養価が高い。大きさは半分しかないにも関わらず、通常のりんごよりもカリウムは65%、ビタミンCは21%、食物繊維は10%多く含まれているという。

 またロキットアップルは、少なくとも日本では馴染みのないスタイルだと思うが、チューブ型ペット容器に入って販売される。持ち運びがしやすく、おやつや軽食、朝食などに最適というわけだ。現在世界27カ国で販売されており、またスポーツや登山などのシーンでも愛用されているという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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