新興市場銘柄ダイジェスト:メタップスが大幅反発、ソフィアHDは一時ストップ高

2018年5月18日 15:28

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記事提供元:フィスコ


*15:28JST 新興市場銘柄ダイジェスト:メタップスが大幅反発、ソフィアHDは一時ストップ高
<6172> メタップス 3265 +335
大幅反発。複数の大手銀行との提携に関する一部メディアの報道について「現時点で業務提携に関する具体的に決定した事実はない」とコメントしている。ただ、同時にお金コミュニケーションアプリ「pring(プリン)」の入出金サービスについて「みずほ銀行及び三井住友銀行との口座連携を完了しており、今後全国の金融機関との口座連携を進める予定」としており、連携拡大への期待から改めて買われたようだ。

<6942> ソフィアHD 1705 +151
一時ストップ高。経済産業省が推進する「サービス等生産性向上IT導入支援事業」で、連結子会社のアクアがIT導入支援事業者に認定されたと発表している。これにより、アクアが提供する不動産物件・ホームページ管理ASPサービス「RIMS(リムズ)」を導入する企業は、最大50万円の補助金を受け取ることができる。今回の認定を受けて業績が拡大するとの期待から買いを集めたようだ。

<4594> ブライトパス 557 -150
ストップ安比例配分。富士フイルムへ導出したがんペプチドワクチンITK-1に関し、富士フイルムから委託されて実施した前立腺がんに対するプラセボ(偽薬)対照第3相二重盲検比較試験について、データ固定後に薬剤の割付内容を明らかにする開鍵(キーオープン)を行った結果、主要評価項目を達成できなかったと発表している。今後の方針は、臨床試験データの詳細な分析をもとに富士フイルムが検討する。

<3486> グローバルリンク 9750 +380
一時10550円まで上昇。6月8日を基準日として1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表し、流動性向上が期待された。18年12月期の期末配当予想を25.00円に修正したが、株式分割に伴うもので従来予想(50.00円、前期は45.00円)から実質的な変更はない。10日に第2四半期累計(18年1-6月)の営業利益予想を従来の5.90億円から7.70億円(前年同期は2.27億円)に引き上げたことも買いを誘ったようだ。

<6944> アイレックス 334 +15
買い先行。連結子会社のアイレックスインダストリアルソリューションを4月1日付で吸収合併し、抱合せ株式消滅差益4.22億円が発生したため、19年3月期決算で特別利益として計上すると発表している。同期の純利益(単体)は7.10億円を見込む。合併前となる18年3月期の純利益(連結)は前期比14.3%減の2.21億円だった。合併に伴う退職給付費用の計上などが減益要因となった。

<2146> UTグループ 3715 +195
大幅続伸。野村証券がレーティング「Buy」を継続し、目標株価を4280円から4540円に引き上げている。18年3月期の好決算を評価したうえで、19年3月期の営業増益率は57.8%と人材サービス大手7社の平均17%を大きく上回るとみている。派遣単価上昇により粗利率の改善が進むとの見方を示している。また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では目標株価を3700円から4100円に引き上げ、レーティング「Buy」を再強調している。

<7169> ニュートンFC 2404 -264
大幅反落。19年3月期の営業利益予想を前期比11.1%減の45.00億円と発表している。18年3月期の営業利益は同4.1%減の50.60億円と、従来予想(50.00億円)水準だった。保険サービス事業で積極的な店舗の出店による先行投資を実施した。発行済株式の0.55%に相当する10万株(2億円)を上限に自己株式を取得することも発表しているが、減益見通しをマイナス視した売りが優勢となった。《DM》

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