三菱商事都市開発、新商業施設ブランド第一弾「マチノマ大森」をオープン

2018年5月16日 21:36

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(写真:三菱商事都市開発の発表資料より)

(写真:三菱商事都市開発の発表資料より)[写真拡大]

 三菱商事都市開発は、商業施設の新ブランド第1弾として、東京都大田区に「マチノマ大森」を2018年秋オープンする。

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■生活利便性とコミュニティ機能を併せ持つ「マチノマ大森」

 「マチノマ大森」の規模は延床面積が約2万3千平方メートル、地上5階の予定。1階にはスーパーマーケット「ライフ」、食料品専門店が出店して食に特化したフロアとなる。2階にはフードコートが入り、ドラッグストア、生活雑貨、ファッション店などの店舗が出店。3階にはフィットネスクラブ、クリニック、2019年春開設予定の認可保育所などが出店する。

 3階は「マチノマ」の提案する新しい試みとして、地域コミュニティの拠点フロアとしても使われる。コミュニケーションスペースや共用テラスも設けられ、地域に活用される存在を目指す。

■商業施設の新ブランド「マチノマ」とは

 三菱商事都市開発はこの「マチノマ」を、商業施設シリーズのブランドとして創設。人々の暮らしの中心となる商業施設として、積極的に開発して行く予定である。

 「マチノマ」とは街の「間」を意味し、個人でも、仲間と一緒でも楽しめる現代の「ヨロズヤ+チャノマ」を目指す。「ヨロズヤ」や「チャノマ」が育んできたコミュニティでは、社会変化などにより機能が街へと広がりつつある。それらの機能や毎日の活動を支え、一人であっても、家族や友人と一緒であっても心地良く過ごせるのが「マチノマ」のコンセプト。生活の利便性をアップさせるだけではなく、人々が集う場所を提供することも目的なのだ。

■地域コミュニティの拠点を目指す施設づくり

 地域コミュニティの新たな拠点となろうとしている施設は、今や「マチノマ」だけではない。しかし拠点として機能するには、スペースの提供だけでは難しい。異なる世代の人たちが集まるイベントや包括的なサービスの提供を行うなどして、地域住民が集まりたくなる空間にする必要がある。

 ペットの散歩ができるスペースや、イベント広場を作るなど、頻繁に訪れたくなる魅力を作り出すには工夫が必要だ。「マチノマ大森」がどのように機能していくのか、取り組みが2店舗目、3店舗目にもつながっていくことを期待して見守りたい。(記事:stellarlight・記事一覧を見る

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