故障や危険を事前に予測し対策 日立がAI技術活用のソフト発売

2018年5月15日 15:53

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(画像: 日立情報通信エンジニアリングの発表資料より)

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 近年、さまざまな分野でAI(人工知能)技術の利用が進んでいるが、日立情報通信エンジニアリング(横浜市)は6月1日から、製造設備などの故障や危険を事前に予測し、あらかじめ対策を講ずるソフトウエア「状態予測エンジン」を発売する。このソフトウエアは、製造設備などの故障予測に基づく先行対策により、生産性の向上を図ったり、人物の動きの予測から危険な予兆を捉え、回避策を講ずることが可能となる。これにより、人材、設備などの企業の重要な経営資源の活性化を図るとともに、生産現場および社会全体での安全性向上に役立つと期待されている。

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 近年、カメラ、センサー、情報端末の種類が豊富になり、さらに小型化、高性能化、低コスト化により、さまざま事象がデジタルデータ化され、ネットワークを通じて蓄積されている。こうした大量のデータ(ビッグデータ)は、AI技術による高度な分析技術を用いて社会・企業の課題を解決するための手段として活用されつつある。

 日立情報通信エンジニアリングによる今回の「状態予測エンジン」は、独自のアルゴリズム(課題解決のための手順)により、画像情報やセンサーデータと、パターン認識や経験則により生成される識別辞書からリアルタイムで状態を予測し、異常に至ると判断した場合は、警告や対策案を提示する。また、監視カメラにより車両や人物の動きを識別し、先の動作・進路予測から危険な予兆を捉え、回避策を講ずる。

 このソフトウエアにより、熟練者の経験則や感覚による状況判断が可視化され、技術継承や、人手不足から生ずる品質・精度のばらつきなどの課題解決に寄与すると期待されている。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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