松田産業の18年3月期は、貴金属関連、食品関連とも順調で、2ケタ増収大幅増益

2018年5月13日 12:37

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■貴金属リサイクルの取扱量は拡大し、価格も上昇

 松田産業<7456>(東1)の18年3月期は、貴金属関連、食品関連とも順調で、2ケタ増収大幅増益となった。

 同社は、貴金属リサイクル(貴金属事業)や産業廃棄物処理(環境事業)などの貴金属関連事業、および農林水産品を扱う食品関連事業を展開している。

 18年3月期連結業績は、売上高1901億84百万円(前年同期比16.6%増)、営業利益48億77百万円(同64.8%増)、経常利益51億42百万円(同48.7%増)、純利益34億59百万円(同40.9%増)であった。

 貴金属関連事業は、貴金属リサイクルの取扱量は拡大し、金製品、電子材料等の販売量及び産業廃棄物処理の取扱量が増加し、貴金属価格の上昇もあったことで、売上高1204億92百万円(同17.9%増)、営業利益34億07百万円(同83.6%増)と2ケタ増収大幅増益。

 食品関連事業は、水産品、畜産品の販売数量が増加し、すりみ、鶏卵を除き販売価格も上昇したことで、売上高697億59百万円(同14.6%増)、営業利益14億70百万円(同33.1%増)となった。

 今期19年3月期は、貴金属関連事業は、国内外の拠点強化や効率化を進めるとともに、新規の需要開拓を積極的に行い業容の拡大を図る。また、食品関連事業は、海外拠点の活用も含め顧客ニーズを的確にとらえた営業活動を行い、安全・安心・安定供給を根本に据えた差別化する方針。

 この様な取り組みを行うことで、19年3月期連結業績予想は、売上高2000億円(前期比5.2%増)、営業利益50億円(同2.5%増)、経常利益52億円(同1.1%増)、純利益35億円(同1.2%増)と増収増益を見込む。

 配当については、30円と2円の増配を予想している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】BEENOSは1Q流通総額の高進捗率を手掛かりに売られ過ぎの訂正買いが拡大し続急伸(2018/02/19)
【材料でみる株価】イオレは団体活動を支援するデータカンパニー(2018/02/19)
【業績でみる株価】夢真ホールディングスは17年9月期1Q大幅増収増益、通期予想に上振れ余地(2018/02/13)
【株式評論家の視点】スペースシャワーネットワークは第3四半期業績が年計画を上回り好調、下値圏に届き下げ渋る(2018/02/07)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事