複合スポーツエンタメ施設「スポル品川大井町」、JR東が大井町にオープン

2018年5月11日 11:48

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5月9日に行われた記者発表の様子。(キョードーメディアスの発表資料より)

5月9日に行われた記者発表の様子。(キョードーメディアスの発表資料より)[写真拡大]

 2020年のオリンピックイヤーまで2年を切ろうとする2018年の夏に、JR東日本は大井町駅の同社社宅跡地にさまざまなスポーツに触れ、体験できる施設「スポル品川大井町」をオープンする。

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 2020年に向けスポーツ気運が高まる中、スポーツを始めるきっかけの場、新たなコミュニティを生み出す場として、地域の賑わい創出を目指す。

 そのため名称である「スポル」とは、オリンピック発祥の地、ギリシャの言葉で「スポーツ」を意味すると同時に、「スポーツする」を動詞化し、現代風用語としての定着、若者の支持もねらった。

 同社社宅跡地は約24,000平方メートルもの広大なスペース。そこに8種類のスポーツを含む13の施設が設置される。メインダイニングやキッズランドなど、大人から子どもまで楽しめる施設で訪問者は一日過ごせるという企画。

 設置される施設には、人工ウエーブの発生するサーフィン施設をはじめ、テニスコートや3×3(バスケットボール)コート、フットサルコート、アーチェリー施設、ボルダリング施設、新進スポーツのパデルのコート等が予定されており、気軽に遊ぶにも、本格的にスポーツする人にも楽しめる内容となっている。

 専門性の高いスポーツに関しては元オリンピアンや一流選手がスペシャルサポーターとなって施設の構成などをアシストするなど、内容面でも充実させる。

 営業期間は2018年8月11日から2021年、営業時間は種目により異なるが、10:00~23:00を予定している。入場は無料。ただし各施設利用は有料で、料金は種目によって異なる。

 同施設はJR京浜東北線大井町駅から徒歩約5分の旧JR広町社宅跡地に立地するとあって、大井町駅に入線するJR線を利用することが一番よいアクセスの方法と言える。東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げるため、全社を通じて広告やイベントをおこなっている同社としては、跡地を利用して大会を応援することにもつながる。一石二鳥の策となりそうだ。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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