ワークマンの18年3月期は商品開発、新規出店、流通の効率化共に順調に推移し7期連続の最高益更新を達成

2018年5月9日 09:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■好業績であったことから、期末配当を当初の53円から58円に上方修正

 ワークマン<7564>(JQS)は8日、18年3月期連結業績を発表した。商品開発、新規出店、流通の効率化共に順調に推移したことから、増収増益で7期連続の最高益更新を達成した。

 18年3月期連結業績は、営業総収入560億83百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益106億03百万円(同11.0%増)、経常利益118億56百万円(同10.4%増)、純利益78億44百万円(同9.8%増)となった。

 一時期は、最高益更新が途絶えたこともあったが、流通体制を再構築し、新規出店ペースを加速化し、高機能の商品開発を促進し、更に、客層拡大に向けて新ブランド「フィールドコア」「ファインドアウト」「イージス」を立ち上げるなどの施策が奏功し、最高益更新ペースとなっている。

 今期19年3月期については、ワーキングウエアの品質・機能とカジュアルなデザインを兼ね備えたPB商品の開発で商品力を強化し、商品の着用シーンやスタイルを提案した買いやすい売場づくりを進めるとともに、全国ネットのテレビCM、SNSの活用による情報発信、全国紙への全面広告掲載などのプロモーション活動で新たなファンづくりに取り組み、客数の拡大を図るとしている。  店舗展開については、長崎県の初出店と関東・近畿地方を中心に開店27店舗、スクラップ&ビルド4店舗、閉店5店舗を計画、45都道府県下に合計843店舗のネットワークを計画している。

 その結果、19年3月期連結業績予想は、営業総収入579億10百万円(前期比3.3%増)、営業利益111億80百万円(同5.4%増)、経常利益123億80百万円(同4.5%増)、純利益82億20百万円(同4.8%増)と最高益更新を見込んでいる。

 なお、同日、18年3月期の業績が好調であったことから期末配当を当初予想の53円から58円に上方修正することも発表した。ちなみに、19年3月期の期末配当も58円を予想している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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