フェアレディ240Zの栄光をもう一度 ニッサン・フェアレディ370Z「Heritage edition」を追加

2018年3月20日 11:31

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「フェアレディZ Heritage edition」(画像: 日産自動車の発表資料より)

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 日産自動車は、「フェアレディZ Heritage edition」を追加発売する。価格は408万240円~415万8000円で、V型6気筒DOHC 3.7リッターエンジンを搭載。トランスミッションは6速MTと7速ATの2種類。駆動方式FRとして、240Z以来の伝統を守った。

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 このストライプの入った外装は、1977年の280Zを復刻したようだ。運転席前のストライプが特徴だが、この当時アメリカを中心にスポーツタイプの車で流行ったものだ。イギリスのオースティン・ミニクーパーにもあるものだが、現代のBMW・ミニにも引き継がれたモデルがある。

 ニッサン・フェアレディZは、オープンボディのフェアレディ2000の後継車として発売されたが、なぜかクローズド・クーペスタイルだった。当時、イギリスのオープン・ライトウエイトスポーツの流れで造られてきたフェアレディだったが、ニッサンが、スカイライン2000GTのようなアメリカンGTの方向にかじを切ったモデルであると言える。

 また、生産車の部品を使ってスポーツカーやGTを作り始めた流れに乗っていた。サスペンションは、スカイライン2000GTと共用で当時珍しかった独立懸架、エンジンもスカイライン2000GT、セドリックなどと共通のSOHCのL型エンジンをSUツインキャブで僅かにチューニングしただけだった。国内向けには当時の小型車枠の2000ccまでのエンジンで、高性能版はスカイライン2000GT-Rと同じレーシングカーのニッサン・R-380のエンジンのディチューン版、DOHC・4バルブ6気筒エンジンを搭載して、「フェアレディZ432」と名乗っていた。

 輸出版はセドリックなどの排気量を大きくして低速トルクを強化した2400cc版を搭載して、アメリカ人の大雑把な運転感覚に合うようにしていた。さらに国内ではフェアレディ240Z-Gと称して、ノーズを成型した使いやすいモデルも発売していた。当時のアメリカ国内でのポルシェ911に比較すると、価格が半値以下であったことも幸いして、アメリカ市場で大ヒットとなった。

 その後、生産台数の8割ほどがアメリカに輸出されて好評を博し、プレミアがついて3倍の値段でも売れたと言う。排気量も2400ccから、国内のセドリックが2600cc、2800ccと拡大していく中で、2800ccまで拡大されたフェアレディ280Zとなり、「280Zスペシャルデコレーションパッケージ(ZZZap)」(1977年)が加えられて、さらに人気を博した。今回発売された「Heritage edition」がペイントだけ復刻したデザインは、このモデルだ。

 その後、なぜかスカイラインGT-RとフェアレディZには力を入れられなくなってきたのだが、カルロス・ゴーンCEOの登場で、ニッサン社内の派閥争いを取り払い、GT-Rと共に復活を遂げた。今回の「フェアレディZ Heritage edition」は、間もなくフルモデルチェンジされるまでの、現在のモデルの「てこ入れ策」であろうと推察する。

 実は、私が社会人となって自分で購入した最初の車が「フェアレディZ」であったので懐かしい思いだ。アメリカンを意識して大きなカーボーイハットをかぶり、スカーフをなびかせながら、フェアレディZを運転して実家に帰ったとき、「洒落ものね」と母親から言われたのを懐かしく思い出す。その母も宝塚スターとの交流が多く、「モダンガール」と言った風情の、今でいう「読者モデル」をしていた美人だった。

 「国内最後の240Z-Gを買わないか?」と言われたのだが、お金がなくて買いそこなった無念の思いが残っている。今でも、その時の240Z-Gのカタログを持っている。マニアの世界のお話だ。(kenzoogata)

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