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内村光良が紅白での欅坂との共演を振り返る
3月4日、NHKの番組「シブヤノオト」で、紅白歌合戦でコラボレーションした内村光良と、欅坂46の菅井友香、守屋茜、鈴本美愉の3人が対談する企画が放送された。
【こちらも】「欅坂、ちょっと好きでね」で改めてわかった内村光良の好感度
当欄でも紹介したが、元々欅坂の楽曲を好きだと公言していた内村は、自身の番組やステージでも欅坂の『不協和音』をほぼ完全コピーして踊るなどしており、紅白の司会の抜擢されたことで共演を期待されたのだが、見事に実現!
ただ、その際、気力体力が限界に達していた欅坂のメンバーは、鈴本をはじめ数人が過呼吸に近い状態で倒れ込み、同じく限界を超えていたセンターの平手友梨奈に内村が「大丈夫?」と声をかけるところが映し出されていて、心配しつつも感動させられたファンが多かった。
今回の対談は、紅白以来の再会ということで、当初はお互い少し緊張していたようだが、実はコラボの直前に、欅坂の何人かが踊れないかもしれないということを事前に知らされていたこと、それでもフラフラの状態で内村を中心に円陣を組んで掛け声をかけたこと、平手には思わず声をかけてしまったことなどを振り返っていたが、記者が感じたのは、とにかく内村の欅坂への思いやりの深さと自然さだった。
不協和音のあと、倒れてしまったメンバーがいたことについても、「それだけ『不協和音』って曲は強いんだね、思い入れというか……」とフォローし、菅井からメンバーがこの曲をどんな思いで歌っているかという話を引き出したり、自らアクションしながら、鈴本がフラフラしながら歩いてきたときの状況を解説しつつ、彼女たちのプロ意識の高さに感動したことを話し、「あの怒涛の現場はあそこに立ったものにしかわかりませんよ!私はあの現場を見ていますから」と状況を熱く説明してくれた。
欅坂に限らず、アイドルを「かわいい、頑張っている」と褒めるのは簡単だが、内村の会話からは、自分の娘世代の女の子たちに対し、プロとしてのリスペクトを持っていることが伝わってきた。
短期間とはいえ、一緒に汗を流し、その努力を目の当たりにしたことで、より一層の親しみと敬意を持ったのだろうと思う。
そんな内村の態度に、最初は緊張気味だった欅坂のメンバーたちも、徐々にリラックスしてきて、表情が和やかになってきているのを見ても、今回のコラボは大成功だったのだろう。
もはや、大御所と呼ばれてもいい実績と経験を持つ内村だが、今でも若手に交じって最前線で汗をかきながら、笑いを追求するストイックさを失わない彼だからこそ、欅坂への思いもまた一介のファンや芸人では持ちえない愛情を感じてしまう。
新曲「ガラスを割れ」の振り付けもチェックしているという内村、次のコラボも期待したいところだ。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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