『全員死刑』の小林勇貴監督、秋元康氏に猛口撃!

2018年2月24日 19:08

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「最近NGT48という新潟のAKBのMVの監督をしまして、それで秋元康のバカヤローが当日に歌詞を変えてきたりしてムカつくんすよ。あと、来月納期とか言ってたくせに、今月納期にしやがって終わるわけねぇんだよ!できるかよ!俺と勝負しろ、秋元康!コノヤロー!!」

 2月9日、東京MXテレビのワイドショー番組『バラいろダンディ』の中で、映画『全員死刑』の監督を務めた小林勇貴氏が番組の最後に、秋元康氏への不満をぶちまけた。

 小林監督は、この『全員死刑』が商業映画デビュー作となる新人監督だが、自主製作作品がゆうばり国際ファンタスティック映画祭に出品されるなど、非常に将来を嘱望されている映像作家であり、バイオレンスものが得意な強面系の人物。

 しかしながら、バラいろダンディでは、水道橋博士がおすすめする監督というコーナーで紹介されたこともあるためか、まだ20代のやんちゃな風貌ながら、ところどころに知性とクリエイターとしての矜持をきちんと織り交ぜてトークすることもできる、非常に好感の持てる映像作家である。

 その彼が、最後に叫んだのが上記の言葉。

 そのとたん、スタジオからは悲鳴があがり、水道橋博士も「カットしてくださーい」と画面にアピールするほどの衝撃が走った。

 ネットでは、この発言をめぐり、当然ながらAKBのファンを中心に賛否両論がわきあがり、「20代の新人監督が、大御所で雲の上の存在である秋元康にかみついた」と騒ぎになっている。

 実際、秋元氏の仕事の遅さ……というより、もはや手を広げすぎてキャパオーバーが近いのだと思うが……は、これまでもファンの間や所属アイドルからの暴露で定評があり、『歌詞ができないままPVを作らされる』『いつまでも新公演ができない(発表されても遅延を繰り返す)』と言われ続けていて、さらになお、NGT48やSTU48、吉本坂だ、ラストアイドルだ、なんだかんだと、ここにきて秋元ブランドの大バーゲンセール状態である。

 当然ながら、アイドルファンからは、ますます楽曲の質の低下あるいは新作の遅延、集中力の分散が危惧されているわけだが、健康面も含めて、これまでそれを指摘するスタッフがいなかったのかと思うと、今回の小林氏の発言を、一番喜んでいるのは、周囲をイエスマンに囲まれて、裸の王様になりかかっている秋元康氏本人かもしれない。

 弱冠27歳の新人監督の勇気あるアピールを、大御所である秋元御大がどう打ち返してくるのか、今後の展開に期待したいと思う。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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