ロンドン銀行総裁のマーク・カーニー氏、ビットコインは代理通貨としては失敗する

2018年2月22日 08:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:00JST ロンドン銀行総裁のマーク・カーニー氏、ビットコインは代理通貨としては失敗する
イングランド銀行総裁のMarkCarney氏は、標準的な基準で考えた場合、存続通貨としては、ビットコインの概念には根本的な問題があると考えているという。

ロンドン銀行の総裁は、ロンドンのリージェンツ大学の学生からの質問に応えて、ビットコインを通貨として信用するには、2つの大きな問題があると述べた。
「ビットコインの価値は不安定であり、『価値の交換や支払い手段としては有益な方法』ではない」
「通貨の最も重要な特徴は、安定した価値の蓄積と保存である。ところが、デジタル通貨の価値は激しく変動するため、代替通貨には値するものではない」と、マーク・カーニー氏は付け加えた。
マーク・カーニー氏は、ビットコインやその他の仮想コインを支えるブロックチェーン技術が、分散的な取引方法を改善すれば、銀行を通した金銭の清算や通貨の交換における困った問題をもしかしたら取り除くことができるかもしれない、というロンドン銀行の見解を繰り返した。
マーク・カーニー氏によると、ビットコインは実際には株式または投機的資産のように振る舞っているが、仮想通貨の基盤となるシステムは非常に高い関心を持てる領域であるが、たとえそうであって、中央銀行としてはいますぐそうした新技術を急いで採用しようとは思っていない、と述べた。
出典:FinanceMagnates


【ニュース提供・エムトレ】《HT》

関連記事