NY株式:NYダウは254ドル安、ウォルマート決算を嫌気

2018年2月21日 08:03

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:03JST NY株式:NYダウは254ドル安、ウォルマート決算を嫌気
20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は254.63ドル安の24964.75、ナスダックは5.16ポイント安の7234.31で取引を終了した。小売大手のウォルマート(WMT)の決算内容が嫌気され、売りが先行。前週の株価上昇を受けて利益確定の動きが広がったほか、為替相場でのドル高進行、長期金利の上昇も嫌気され、軟調推移となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で食品・生活必需品小売や運輸が下落した。

ウォルマートは決算で、オンライン部門の成長鈍化が嫌気されて大幅下落。アパレルのギャップ(GPS)は「Gap」ブランドのCEO交代を発表し、下落。英国の大手行HSBCホールディングス(HSBC)は貸倒損失の増加で決算内容が予想を下振れ軟調推移。半導体のクアルコム(QCOM)は、同業NXPセミコンダクターズ(NXPI)の買収価格を引き上げ売られた。一方で、ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇した。

明日は1月30-31日開催分のFOMC議事録が公開される。今後の利上げ見通しに関しての具体的な議論内容に注目が集まりそうだ。

Horiko Capital Management LLC《TM》

関連記事