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しまむらがネット通販参入へ 具体的な出店先はまだ未定か
衣料品大手しまむらがインターネット通販(EC)事業への参入を計画しているという。日本経済新聞などが報じた。
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開始時期もまだ明瞭ではなく、また、アマゾン、楽天、ヤフーなどの通販大手・インターネットショッピングモールなどと交渉中であるが、当然ながらECでも主力となる「ファッションセンターしまむら」の衣料品を扱うという構想である。
しまむらはもともと同業他社と比べて店舗への依存度が非常に高く、これまでインターネット販売にはまったく対応していなかった。また、全体的には郊外店舗型であり、都心部などの潜在顧客を逃しているのではないか、と指摘する向きがあったらしい。そこで、そこに販路をリーチさせるべく、インターネット通販事業への参画をついに決断したということのようだ。
日本経済新聞の取材に応えて語ったところでは「将来的には1,000億円規模」を目指しているという。
しまむらは現在、日本全国に約2,100の店舗を構え、3,000店を目指して郊外を中心として出店を続けている。基本的に「値段の安さ」を売りにしてきたということもあって、これまでネットへの対応は見送ってきたという事情があった。
なお、ネット上で注文した商品をしまむらの店頭で取り扱うサービスも、将来的には予定しているとのことである。
しまむらの歴史を振り返ってみよう。創業は1953年。当時は「島村呉服店」を名乗っていた。「しまむら」のチェーン第1号店は1961年に登場した。なお、ファッションセンターしまむらの他にも、アベイル、バースデイ、シャンブロ、ディバロなどの店舗を運営しているが、圧倒的に店舗数が多いのはファッションセンターしまむらである。
一般的にはブランドとして認知されているが、UNIQLOなどのように自社製品を中心的に手掛けているわけではなく、各アパレルメーカーから仕入れを行っているので、厳密には小売店であるといえる。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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