概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続落、弱い外部環境などが圧迫材料

2018年2月9日 10:32

印刷

記事提供元:フィスコ


*10:32JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続落、弱い外部環境などが圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 81532.53 -1.49%
8日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1234.20ポイント安(-1.49%)の81532.53で取引を終えた。83500.94から81109.01まで下落した。

前半はプラス圏でもみ合ったが、後半は売りに押された。欧米など海外市場の下落が警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料。このほか、ブラジル中央銀行が利下げの打ち止めを示唆したことが引き続き嫌気された

【ロシア】MICEX指数 2227.24 -1.22%
8日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比27.40ポイント安(-1.22%)の2227.24で取引を終了した。2259.40から2227.24まで下落した。

前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ブレント原油価格の下落が嫌気され、資源を中心に売りが広がった。また、欧米市場の下落を受け、リスク回避ムードも強まった。

【インド】SENSEX指数 34413.16 +0.97%
8日のインドSENSEX指数は8日ぶりに反発。前日比330.45ポイント高(+0.97%)の34413.16、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同100.15ポイント高(+0.96%)の10576.85で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値拾う動きが広がった。また、アジア市場がおおむね堅調だったことも支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3262.05 -1.43%
8日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比47.21ポイント安(-1.43%)の3262.05ポイントと3日続落した。約半年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

金融面での監督管理強化に対する懸念が続くなか、投資家のセンチメントが悪化する。中国人民銀行(中央銀行)は6日、2日間にわたる年次工作会議の終了後に内容を報告し、金融リスクを抑制する方針を改めて表明した。《NH》

関連記事