メルセデス・ベンツEクラス・カブリオレ オープンカーの主力モデルチェンジ

2018年1月25日 11:30

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「メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ」(画像: メルセデス・ベンツの発表資料より)

「メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ」(画像: メルセデス・ベンツの発表資料より)[写真拡大]

  • エアキャップのイメージ
  • Eクラス カブリオレ

 メルセデス・ベンツのオープンカーには、ご存知SLがあるのだが、Eクラスの4座席カブリオレはオープンカーの普及の本命だ。Eクラスカブリオレは、W124をベースに造られた。1970年ごろからオープンカーの危険性が指摘されるようになり、次々と発売中止に追い込まれてきた。アメリカンオープンは大打撃となった。

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 アメリカンオープンは、その後屋根付きハードトップスタイルとなり販売されてきたが、このハードトップもBピラーなしでは危険と言われるようになり、「ピラードハードトップ」となっていった。さらにピラードハードトップとなっても、サッシレスハードトップは「防犯上脆弱」と言われ、現在では少なくなった。

 しかし、ベンツは違っていた。危険と言われたオープンを続けるため、SLには車が転倒する瞬間にロールバーが立ち上がる仕掛けをつけて販売を続けたのだ。現在では自動運転システムの充実が急がれており、メルセデス・ベンツの最先端の運転支援システムが搭載されている。

 新型Eクラス カブリオレのソフトトップは、遮音性・断熱性に優れた多重層のアコースティックソフトトップが装備されている。約50km/hまで電動で操作でき、約20秒で開閉する。オープンエアーの時はフロントウィンドウ上部のウインドウディフレクターと後部ドラフトストップで後ろからの巻き込みも防いで、快適空間を維持することができる。前席にはヘッドレストから温風を吹き出すヒーターがあり、首筋を温めてくれるようだ。マツダ・ロードスターとは別格の心遣いがある。

 運転支援システムではレーンチェンジャーも装備され、ドライバーの疲労を補佐してくれるようだ。このあたりの自動運転までの道のりはまだ長いようだが、「誤動作」の問題も次第に指摘されるようになりつつあるので、注意して使いたいものだ。

さらに、自動車自身がインターネットを通じて通信することを含め3つのサービスを提供する。
(1)「安心安全サービス」としてテレマティクスサービス(Mercedes me connect)を24時間、最長10年間無償で提供する。(2)「快適サービス」として“リモートドアロック&アンロック”などを3年間無償で提供する。
(3)「おもてなしサービス」として、メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービスを1年間無償で提供する。

 価格(消費税込)は、E200 カブリオレ735万円、E200 カブリオレスポーツ804万円、E400 4MATICカブリオレスポーツ1113万円となっている。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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