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プラス90分の睡眠時間で減量ができる可能性 イギリスでの研究

2018年1月17日 21:43

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●正しい睡眠時間をとれば余分な食欲が減少する

 キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームが医学雑誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ヌトリション」に発表したところによると、今よりも90分睡眠を多く取れば理不尽な食欲に打ち克ち減量が可能であるという。つまり、現代人の平均睡眠時間6時間半から7時間は充分ではなく、8時間から8時間半が好ましいという結果になった。

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●睡眠と食生活の関連性

 睡眠不足が肥満を加速させることは、すでに専門家のあいだでは自明の理となっている。

 その理由は、睡眠不足により食欲をコントロールするホルモンのバランスが崩れるからである。

 しかし今回、キングス・カレッジ・ロンドンの研究者は睡眠と体重の関係についてさらにもう一歩踏み込んだ見解を示した。それによると、睡眠をより多くとる人は糖分と炭水化物への欲求が睡眠不足の人よりも低いことが判明したのだという。正確には、睡眠を充分にとる人は、健康に良い食材を選択し一日の糖分摂取量が10グラム以下であることが明らかになった。

●生活スタイルを変えることで変わる食生活

 研究チームの一員である栄養学者ウェンディ・ホールの説明によると、睡眠時間を延長した人は、日中に摂取するあらゆる糖分が減少した。つまり、砂糖そのものの摂取が減っただけではなく、糖分を多く含む食品添加物、ジュース類などの摂取も減少したのである。生活スタイルをわずかに変化させるだけで、非常に効果的な食生活の向上につながると教授は結論づけている。

 この研究では、睡眠時間が7時間以下であった21人のボランティアに、より長い睡眠時間を取るよう日常習慣の矯正を指示した。また、就寝前にカフェインや消化に悪い食材を摂取することも禁じ、毎日同じ時間にベッドに向かうことを指示している。

●睡眠時間を増やすことはそれほど難しいことではない

 実験に参加した21人のボランティアは、平均してそれまでより90分多い睡眠を取ることに成功した。ボランティアたちが記した食生活の日記から、多めの睡眠を取るようになった1週間後には糖分と炭水化物の摂取量が減少した。逆に、睡眠時間を増やさなかった実験参加者には、食生活に変化は見られなかった。

 研究チームは、睡眠不足は健康を損なうあらゆる原因となりうると警鐘を鳴らしている。また、健康な大人であれば睡眠を増やすことは比較的安易であることも今回の研究で判明した。

 キングス・カレッジ・ロンドンでは、肥満や心血肝疾患の減少のためにも、今後も長期的に詳細な研究を継続すると発表している。

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