「商品先物取引」とは?初心者にもやさしい入門講座!(8)商品先物取引は私たちにもできるの?(三井智映子)

2017年12月18日 08:12

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記事提供元:フィスコ


*08:12JST 「商品先物取引」とは?初心者にもやさしい入門講座!(8)商品先物取引は私たちにもできるの?(三井智映子)
こんにちは!フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。
この連載を通して商品先物取引に興味を持ってくださった方が多いようで、とっても嬉しいです!ただ、「まだ始めていない」という方も多いですよね?そこで今回は「先物取引は私たちにもできるの?」と題しまして、具体的にどう始めるのかをお伝えしていきたいと思います。

○先物取引のおさらい
先物取引には、商品、株式、債券、株価指数、金利などさまざまな対象商品があります。これから値上がりしそう!と思ったら先に買っておき、予想通り値上がりしたら売って利益を得る、というと株式取引と似ていますよね。
ですが先物取引では、こういった「買い」から入る取引のほかにも、ある商品の価格が下がると思ったら、その商品を持っていなくても「売り」からでも取引ができるのでしたよね。「売りから」のイメージがつきにくい人は、「これから上がる(買い)と思う券」「これから下がる(売り)と思う券」という「予想券」を取引していると想像してみると分かりやすいかも知れません。このように先物取引では「売り」と「買い」のどちらからでも取引が始められるので、上昇局面でも下落局面でも売買益を狙えます。
また証拠金取引であるため、レバレッジ効果で少額の投資でも大きな利益に繋がります。その分、損失も大きくなる可能性がありますが、資金が少なくても投資できるのはメリットといえるでしょう。

○どこで取引できるの?
では商品先物取引はどこでできるのでしょうか。商品先物取引を始めるには、個人や法人の投資家が直接、商品取引所に売買注文を出すことはできないため、まず商品先物取引業者に取引口座を開設する必要があります。これは株式取引と同じですね。ホームページや資料請求を通して、各社の情報やサービスをチェックしましょう。どの商品を取引したいかによっても選ぶ会社が変わると思います。しっかり選ぶことが重要です!
口座開設は証券口座と同様、オンラインなどで簡単にできますのでご心配なく。
口座ができたら投資用のお金を入金して取引をスタートさせます。

○いくらから取引できるの?
前述したように商品先物取引はレバレッジ効果を活用し、少額からはじめることができます。先物取引は、証拠金と呼ばれる担保を差し入れることが必要となります。株式投資の信用取引のように、商品先物取引では証拠金に対して数倍~数十倍の取引を行うことが可能なのです。
商品先物取引の注文は1枚(取引の基本となる取引数量)からできます。何に投資するかによってそれぞれ証拠金は異なります。
例えばゴールドスポット、金ミニの場合、1枚の取引に必要な証拠金は6,600円です。
金価格が1gあたり4,600円とした場合、6,600円の資金で総代金である100g×4,600円=460,000円分を取引する事が可能です。ほかにプラチナスポット、白金ミニは9,600円、ドバイ原油は95,000円、ゴムは60,000円、とうもろこしは30,000円の証拠金からはじめられます。
※証拠金は2017年12月上期の適用額

商品先物取引について具体的にスタートするイメージを持っていただけましたか?ぜひこの機会にまずは少額から始めてみていただきたいです。また、これからもご一緒に商品先物取引の基本を学んでまいりましょう!

“「商品先物取引」とは?初心者にもやさしい入門講座!”は、商品先物取引の基礎をフィスコの見解でコメントしています。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子《HT》

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