2018年の米金利見通しは据え置き

2017年12月14日 15:55

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記事提供元:フィスコ


*15:55JST 2018年の米金利見通しは据え置き
 米連邦準備制度理事会(FRB)は13日、連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定した。また、同日発表された経済および政策金利見通しについて、18年は3回、19年は2回と前回(9月)のFOMCの見通しを維持した。これを受けて、市場では来年以降の利上げペースは緩やかなペースにとどまるとの見方が広がり、ドル売り・円買いが強まっている。さらに、11月の米消費者物価コア指数(CPI)が若干弱めな内容となったほか、米長期金利が低下していることもドル売り圧力を強めている。

 ただ、米税制改革巡っては共和党の上下両院は13日、米税制改革の一本化で合意。焦点となっていた法人税率は現行の35%から21%に引き下げとなり、当初可決されていた減税幅を縮小する内容となったものの、年内の法案成立実現への期待感は強まり、ドルは下げ渋っている。本日の日経平均株価が強い動きを見せた場合、ドル・円は113円近辺まで戻す可能性がある。《MK》

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