城南進学研究社 中期経営計画(2017-2019年度)を策定

2017年12月11日 10:21

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記事提供元:フィスコ


*10:21JST 城南進学研究社---中期経営計画(2017-2019年度)を策定
城南進学研究社<4720>は、大学受験の「城南予備校」などを展開。首都圏地盤。個別指導や映像授業、スポーツ事業も。進学会HDと資本業務提携。教育事業、スポーツ事業は売上増。18.3期1Qは小幅増収。

同社は6日、2019年度を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表した。グループのビジョンとして、激変する社会環境にフレキシブルに対応し、一生を通じた一人一人の主体的な学びを支援すること、そして、ステークホルダーと共に企業価値の最大化を追求し、民間教育を牽引する存在となることをあげている。

中期経営計画では、基本戦略として大きく3点をかかげている。一つ目は大学入試制度改革への対応とソリューション事業の強化、二つ目は少子高齢化の進行を見越した収益構造改革としている。三つ目には顧客ロイヤルティの向上によるLTVの最大化をあげている。なお、2017年度に予想される営業利益率は5.6%である。計画されている営業利益率は、2018年度が6.3%、2019年度が8.0%としている。

個別指導部門の直営教室では不採算教室を整理統合。映像授業専門教室「河合塾マナビス」の既存教室は生徒数安定。18.3期通期は2桁増益計画。バリュエーション面には割安感があり、今後の株価は水準訂正先行へ。《MW》

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