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熱血アニメ列伝その29 全力で見逃せ!『コードギアス 反逆のルルーシュ&R2』
熱血アニメ列伝その29 全力で見逃せ!『 コードギアス 反逆のルルーシュ&R2 』[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
日に日に秋が深まっていく今日この頃。寧ろ、ほぼほぼ冬の寒さすら感じる日も増えてきましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、前回の『サイボーグ009VSデビルマン』と、とある点で繋がりのある作品を取り上げます。個人的には21世紀になってからのアニメの中でもトップクラスに好きな作品の今回のコラム。
自然とコラムの熱血度も上がりそうな勢いを自分で感じています。見返すのは少し大変でしたが、今回はいつも以上に熱く語っていきますよ!
今回の作品とは!『コードギアス 反逆のルルーシュ』とその第二期である『 コードギアス 反逆のルルーシュR2 』です!
この作品二つは、一応別の作品扱いなのですが、今回のコラムタイトルも含めて、便宜上『 コードギアス 反逆のルルーシュ&R2 』と言う表記でこの二つの作品を(そしてその繋がっているストーリーを)まとめて語ります。
早速、いつもの通り、この作品のあらすじから行ってみましょう!
Contents
1 いいだろう!結ぶぞその契約!『 コードギアス 反逆のルルーシュ&R2 』のあらすじ2 熱い要素満載の高クオリティアニメ!でも一番はルルーシュの思いが熱い!3 拡がっていく「コードギアスの世界」!続編も決まっているこの作品の行く末は必見!
■いいだろう!結ぶぞその契約!『 コードギアス 反逆のルルーシュ&R2 』のあらすじ
我々が住むこの世界とはかなりの差異がある、そんな地球が舞台のこの物語。
時は皇歴2017年。日本は超巨大な「神聖ブリタニア帝国」によって侵略され、その国の名前も民族としての「日本人」の名も奪われています。
「エリア11」。日本はそう呼ばれ、屈辱的な支配の中、かつて日本人と呼ばれていた人達は、差別され、虐げられ、希望など何もないような日々を過ごしています。
時には、何も意味もないような虐殺なども行われる、そんなひどい状況が日本では当たり前の日常となっています。
そんな日本に暮らしているブリタニア人の少年「ルルーシュ・ランペルージ」。その本名は「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」。
彼は実はブリタニア皇帝の息子の一人で、過去に起きた事件から日本に送られ(体の良い人質としての意味も持ちつつ)て、8年前より日本で暮らしています。
表向きには、ルルーシュは物語が始まる7年前に起こったブリタニアの日本への侵略戦争の時点で死亡している事になっています。
盲目で足が不自由な妹ナナリーに対する心配はあるものの、身を寄せるアッシュフォード家とアッシュフォード学園(ルルーシュはその生徒会の副会長)のおかげで、彼は特に困難なく、ただ何となく日々を過ごしている。
そんなルルーシュでしたが、日本を解放させようとするレジスタンスが起こした事故に遭遇したことで、彼の運命は大きく変わります。
レジスタンスがブリタニア軍から毒ガスと思って強奪したものを運んでいる最中、その事故は起きました。実はレジスタンスが奪ったのは毒ガスでも何でもなく、実際には一人の少女でした。
ブリタニア軍が毒ガスと同程度の危険だとするほどの判断をするその少女の名前は「C.C.(シーツー)」。
C.C.が拘束を解かれた時に、偶然居合わせてしまったのはルルーシュだけではなく、彼の旧友である「枢木スザク」の姿が。ルルーシュが日本に送られた時に身を寄せた枢木神社に住んでいたスザクは、ルルーシュに初めて出来た友人でした。
旧友との再会を喜ぶ間もなく、ブリタニア軍はC.C.の姿を見てしまったルルーシュを銃殺しようとします。
スザクは銃殺の命令を受けるも、これを拒否。軍人の一人がルルーシュに銃を向けますが、撃たれた銃弾を受けたのは、彼をかばったC.C.でした。額に銃弾が直撃してその場に倒れる(普通に考えたら即死ですよね)C.C.。
ブリタニア軍人は不幸な事故だと、そのままルルーシュを再び銃殺しようとした、その時。
死んだ筈の少女の声がルルーシュの心の中で響きます。
「力があれば生きられるか……?これは契約。力をあげるかわりに私の願いを一つだけ叶えてもらう。(中略)王の力はお前を孤独にする。その覚悟があるのなら……」
その心の中で響く声にルルーシュは応えます。
「いいだろう……!結ぶぞ、その契約!」
そして結ばれた契約。それにより、ルルーシュは力を手に入れます。
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる……貴様たちは……死ね!」
この言葉によって、実際にその場にいたブリタニア軍人達は自らに銃を向けて、その場で死亡します。窮地を脱したルルーシュ。
しかし、その力を手にした事は、その場の窮地を脱したというだけの意味ではありませんでした。
「ギアス」。命じたものにどんな命令も従わせることの出来る「絶対遵守」の力。それを得たルルーシュは決意します。ブリタニアを壊し、妹ナナリーが安心して暮らすことの出来る世界を造る為の戦いを始めることを!
そして、彼は活動を始めます。謎の仮面の人物「ゼロ」を名乗り、時に人を操り、時に人を殺めて、その目的の為に彼は突き進みます。様々な人達も巻き込みながら。
ルルーシュの戦いの先に待つものは?ナナリーが安心して暮らせる「優しい世界」を彼は造れるのか?
長い、ルルーシュの戦いの物語が、こうして始まります。
■熱い要素満載の高クオリティアニメ!でも一番はルルーシュの思いが熱い!
いやあ、いつもより軽く倍は長い、あらすじ、いかがだったでしょうか。
改めてこうやって文章に起こすと、コードギアスと言う作品の情報量の多さを認識しますね。
上記のあらすじでは割愛してますが、今回の『コードギアス 反逆のルルーシュ&R2』。あらすじだけ読んだら全く分からないと思いますが、作品のジャンル的には「ロボットアニメ」になるんですよね。
この作品でのロボットの総称は「ナイトメアフレーム(人型自在戦闘装甲騎)」と呼ばれています。全長4mほどのかなり小さいサイズのロボット兵器でありながら、このナイトメアフレームのロボットアニメ的な格好良さも作品の魅力の一つと言えます。
スザクの乗る「ランスロット」や、ルルーシュが持つ軍隊「黒の騎士団」のエース機(搭乗するのは、ルルーシュ達の学友の「紅月カレン」)である「紅蓮弐式」の格好良さにしびれる心が少年の方々も多いでしょう。
そして、この作品が熱い部分はその作品自体が持つクオリティにもあります。約10年前に放送が開始されたこの作品。
キャラクター原案のCLAMPさん、それをアニメ用にデザインした木村貴宏さんをはじめとする、一級のクリエイターさん達。
一期終盤の怒涛の展開や、今回のコラムタイトルにもある、この作品を象徴するとも言われている台詞「全力で見逃せ!」などの、名台詞の数々。
我々の地球とは違う歴史、技術の進化などの緻密なSF的な各種の設定(例えば、この世界の拳銃は火薬を爆発させて打ち出すものではなく、大体のものがレールガンのような機構になっている、とか)等、作品の全てのクオリティが本当に高い!
舞台装置としての「ギアス」の便利さを発明したこともさる事ながら、それを基点としたルルーシュの知略の数々や、ハッタリ、プロセス、どれもその部分だけでも無茶苦茶面白さを感じる人はかなり多いと思います。
この作品の凄いところは、ガンダム作品などと違い、ブランドが既に確立している状態でないところ、まさに「ゼロ」から作り上げたものでありながら、高い支持を集め、後述しますがその作品世界がどんどん拡張していっているところにもあると思います。
と、色々とこの作品の持つ「熱さ」を語ってきましたが、個人的には、一番の熱さは「ルルーシュの思い」が何より本当に熱いものだと思っています。
彼は割と物語の終盤まで、実はそこまで戦略的な成功を完全には収めていません。部分的には負けていたり、戦力を失ったり、自らが傷ついたり、己の能力とギアスの力をしても、神ならぬ彼には、次々と困難が待ち受けています。
ルルーシュの目指すものが果たして善か悪かは、ひとまず置いておいても、彼が最終的に目指そうとしているものに対する熱い思いや覚悟を目の当たりにして、涙を流す人も数多いと信じたいところです。
このコラムの著者は、今回の執筆の為に2シリーズ50話をかなりの短期間で見返しましたが、以前見た時に感じたところで同じように感動し、時に涙するところもありました。
あまり書くと本当に色々とネタバレになってしまうので、多くは語れませんが(いや、もう十分に多くを語っている気もしますが)、少なくとも、自分はルルーシュのこの作品における「生き様」のようなものに一番心を熱くさせられるのは確かです。
■拡がっていく「コードギアスの世界」!続編も決まっているこの作品の行く末は必見!
今回、コラムを書く前に実は少し悩んだことがありまして。それは、初期シリーズと2期である「R2」をコラムとしては分ける必要があるのではないだろうか?という事でした。
あにぶさんのスタンスとして「にわかファン向け」という基本は崩したくないのもありますし、このコラムの役目としては、「未視聴の方に視聴を促す」意味も強いと思っています。
その思いから、分割してコラムを書く事は「初期シリーズのネタバレが前提」となってしまう「R2」単独のコラムはふさわしくない、とも考えて、今回のこのコラムの「両シリーズをひとまとめとして一本の作品としてコラムを書く」と言う形に落ち着きました。
そう言えば、以前この連載コラムでも扱った『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野監督が『新劇場版』を世に発表する際に「エヴァを越える作品は今まで作られなかった」という主旨の発言をされていましたね。
ガンダム等のブランドを確立したものは別として、個人的には、庵野監督の発言の「エヴァを超える作品」という意味では、この『コードギアス』という作品はかなり条件を満たしているようにも思えます。
そう自分が思う理由の一つに「コードギアス世界の拡散」というものがあります。
コードギアスの世界における、ルルーシュの物語としては、テレビシリーズ2本が基本的に存在する訳ですが、その他にも『コードギアス 亡国のアキト』などの映像作品や漫画等で世に出ている関連作品が数多く出ています。
何より、2017年10月末の時点で劇場総集編三部作の第一作『コードギアス 反逆のルルーシュI 興道』の公開が始まっています。
そして、この総集編三部作が全て公開された後には『コードギアス 復活のルルーシュ』とタイトルが付けられている、続編が決定しているのです!
まさに、どんどんと拡散していく「コードギアスの世界」。個人的にも、この作品がどんな風にこれから進んでいくのがとても気になっているところです。
劇場版も是非見て欲しいところですが、各種配信サイトでも手軽に見られる、テレビシリーズ2本も、是非実際に見て、自分が熱くしたルルーシュの生き様をその目で見て欲しいですね。
ところで、このコラムの冒頭に書いた前回のコラム『サイボーグ009VSデビルマン』との共通点。最初はその答えを書いてしまう予定でしたが、次回のコラムまでこの共通点は秘密とします。
次回のコラム公開をお楽しみに!ルルーシュ的に言えば「全力で待機しろ!」ってところでしょうか?また読んでギアス!(←挨拶
『コードギアス 亡国のアキト』本編では語られなかったもうひとつの『イレブン』たちの物語
2015.04.16
(あにぶ編集部/あすかつぐよし)
情報提供元:あにぶは、アニメのおたくな情報やアニメのニュースを初め、アニメのコラムなどを配信しているアニメコラムサイトです。
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