ドンキ、京都山科と蒲郡に出店 グループ400店舗を達成へ

2017年11月9日 06:02

印刷

ドン・キホーテ京都山科店のイメージ(ドン・キホーテの発表資料より)

ドン・キホーテ京都山科店のイメージ(ドン・キホーテの発表資料より)[写真拡大]

 ドン・キホーテは11月22日、京都市の「MEGAドン・キホーテ京都山科店」と愛知県蒲郡市の「MEGAドン・キホーテクラスポ蒲郡店」を出店する。これにより、ドンキホーテホールディングスを持ち株会社とする国内外のドン・キホーテグループ店舗が400店となる。

【こちらも】28期連続増収増益のドンキホーテHD、更なる記録更新を目指す

 ドン・キホーテ京都山科店は京都市山科区椥辻東潰に出店する。建物は鉄骨一部鉄筋コンクリート地下1階、地上4階建てで、2、3階を売場とする。売り場面積は3,676平方メートル。外観は京都市の街並みに合うよう歌舞伎座をモチーフとした純和風になる。

 地域密着型の店舗を目指し、府内随一の品ぞろえを誇る家電コーナーやアロマテラピーに注力したアロマコーナーなどを設ける。中国人観光客に人気の医薬品も導入、京都を訪ねる外国人観光客の受け入れも目指す。

 ドン・キホーテクラスポ蒲郡店は蒲郡市鹿島町浅井新田のショッピングスクエア「クラスポ蒲郡」に出店する。ドン・キホーテは1階に入居し、売り場面積3,377平方メートル。

 日用品、食品、家庭用雑貨を激安価格で提供すると同時に、クラスポ蒲郡を訪れる買い物客にニューファミリー層が多いことから、玩具などキッズ向け商品、トレンドを意識したアパレル衣料の品ぞろえを充実させる。季節の果物ジュースやスムージーを提供するジュースバー「なないろ」をドン・キホーテ店舗で初めて設置する。

 ドン・キホーテは1989年、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」1号店を東京都府中市に出店して以降、首都圏での多店舗化を展開、2000年に東証一部に上場した。その後、独自の業態開発やM&Aの実施で全国に店舗展開、連結売上高8,200億円を超す総合小売りグループに成長している。

 海外では既に米国ハワイ州で「ドン・キホーテUSA」を3店舗展開するほか、カリフォルニア州とハワイ州で10店舗を持つマルカイコーポレーション、ハワイ州に24店舗があるQSIをグループに加え、計37店舗を運営している。今後はシンガポール、タイなど東南アジアへの出店も決めており、2020年にグループ全体で500店舗の目標を掲げている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事