防衛省、昨年度の懲戒処分者は1000人超 免職120人に

2017年10月30日 10:43

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 防衛省は28年度中の懲戒処分者が1000人を超えたと発表した。処分を受けたのは1025人で前年度より206人多い。自衛官が976人。事務官などが49人だった。120人を免職処分にした。

【こちらも】警察の懲戒処分、17年上半期は122人 最多理由は「異性関係」

 処分理由では業務上横領などが40人。窃盗・詐欺・恐喝・単純横領などが107人。傷害・暴行・脅迫が90人。私的制裁94人。職務怠慢104人。正当な理由のない欠勤が116人などだった。

 防衛省は処分者増について「平成28年度は865人で、平成25、26年度とほぼ同等レベル、平成27年度の901件と比較すると減少しているが、懲戒処分者数でみると、平成28年度は、前年度内に処理しきれず、28年度に繰り越し処理した件数が例年以上に多かったこと等が原因している」とした。そのうえで「服務指導の徹底を図るなど規律違反の根絶に向けた再発防止努力を続けていく」としている。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
今年度上期緊急発進561回、前年度同期33減
安全保障で選挙中も小野寺防衛相は都内に待機
政府、ミサイル「日本領域に侵入」と当初誤発表

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事