大阪市の道頓堀商店会、JTBとエリアマネジメント協定 ブランド価値向上へ

2017年10月27日 16:42

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道頓堀エリアマネジメント(JTB発表資料より)

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 大阪市の道頓堀商店会が26日、旅行大手のJTB西日本とエリアマネジメント分野の連携に関する協定を結んだ。道頓堀界隈は連日、訪日外国人観光客が殺到し、人気を博しているが、両者は道頓堀を「食とエンターテイメントのテーマパーク」と位置づけ、さらなるブランド価値向上に向けた事業に取り組む。

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 連携事業の皮切りとなるのが2018年春、中座くいだおれビル内の道頓堀ZAZAでスタートするノンバーバル(非言語)ライブエンターテイメント「道頓堀フードミュージカルゴッタ」。たこ焼き、串カツなど大阪名物の食べ物を擬人化し、歌舞伎やレビューの要素を取り入れた楽しい舞台とする予定。

 このほか、道頓堀の食とエンターテイメントを現代観光の視点から磨き上げ、さまざまな連携事業を企画する。道頓堀は大阪市で外国人観光客が最も集中する場所になっているが、「なにわの文化発信基地」としての価値を高め、世界に誇る観光地へ躍進させたい考え。

 道頓堀商店会は、2015年に道頓堀川開削400年を迎えたのを機に、100年後もにぎわい続けるためのまちづくりプラン「道頓堀500」を策定。品格があり、大阪らしいエンターテイメントの街を方向性に掲げ、魅力アップに取り組んできた。

 エリアマネジメントは特定の地域を対象に民間が主体となってまちづくりや地域経営を進める取り組み。人口減少時代は新しい開発が抑制されることから、既存施設の有効活用が必要で、民間の創意工夫を生かして地域振興に結びつける狙いがある。

 内閣府によると、全国各地で導入の動きが進んでおり、ストリートパーティーの福岡市やフラワーカーペットの札幌市、高野街道ライトアップの大阪府河内長野市など成果を上げつつある地域も少なくないという。

 大阪観光局によると、大阪府を訪れる外国人観光客は2011年の158万人から急増を続け、2016年は941万人まで増えた。前年比3割増で、中国373万人、韓国158万人、台湾126万人などアジアからの観光客の人気が高い。

 大阪観光局は東京五輪が開かれる2020年までに外国人観光客を1,300万人に引き上げる目標を掲げているだけに、観光拠点である道頓堀の魅力向上に期待をかけている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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