楽天とローソン、ドローン配送で協業 福島県にて31日より実施

2017年10月7日 11:32

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 楽天とローソンは6日、福島県南相馬市において移動販売と組み合わせたドローンによる商品配送を試験的に実施すると発表した。試験運用は、同市小高区に位置するローソン南相馬小高店にて、31日から始まる。このドローン配送とコンビニ移動販売を連携させた取り組みは日本初となる。

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 今回の協業では、ローソン南相馬小高店を拠点に区内で始まる週2回の移動販売時、「楽天ドローン」を活用する。ただ、ドローンの出番が来るのは週1回のみ。温度帯の都合から移動販売車両には積み込めない「からあげクン」をはじめとするフライドフーズなどの注文を受けた際、ドローンの専用機が店舗から移動販売先へ商品を配送する。

 ちなみに降水や風速、気温などの状況によっては運行されない場合もある。試験運用は半年間行い、検証をした後、さらなる展開について検討する。

 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故により、南相馬市小高区はかつて避難指示区域となった。ローソン南相馬小高店は、その指定解除以降同区内で最も早く営業を再開したコンビニエンスストアだ。

 大震災以降、買い物環境の整備が急がれるなか、ローソンは2013年に本格的な移動販売を開始。主に地方山間部や都市部の高齢者施設などに対し、28都道府県の約80店舗で実施している。

 一方、楽天は2016年5月にドローン配送ソリューションを提供する「楽天ドローン」(当時は「そら楽」)というサービスを始め、ゴルフ場や地方自治体などで実績を積み重ねてきた。そして今年2月には、南相馬市との間にドローンを活用した新物流システムの構築に関連する包括連携協定を結んだ。

 現在、ドローン活用にあたっては法律を含めたその基盤整備が進んでおり、遠隔地への荷物の配送や災害の救助支援の実用化を見据え状況は変化しつつある。その傾向は他国も同様で、イギリスでは2016年にアマゾンが荷物の試験配送を完了させた。

 楽天グループとローソンの今回の協業は、日本におけるドローン配送の普及に、また南相馬市内の買い物環境向上につながるものとして期待されているという。(小椋恒示)

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