デスクトップOSシェア、9月はNet ApplicationsでLinuxが4%を超える

2017年10月4日 21:57

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記事提供元:スラド

headless曰く、 Net Applicationsの9月分デスクトップOSシェアデータによると、Linuxが前月に引き続き大きく増加したようだ(Desktop Operating System Market ShareDesktop Top Operating System Share Trend)。

 Linuxのシェアは前月から1.46ポイント増の4.83%。増加量としては大きくないものの、前月比では43.32%の増加となる。FreeBSDも2011年6月以来6年ぶりに0.01%を超えている。Windowsは1.82ポイント減の88.88%となり、昨年7月以来14か月ぶりに90%を割り込んだ。Macは0.35ポイント増の6.29%。なお、発表直後のLinuxのシェアは6.91%となっており、Mac全体やWindows XP/8.1を上回っていたが、その後修正された。

 バージョン別のシェアを見ると、1位のWindows 7は2.21ポイント減の46.22%、2位のWindows 10が0.66ポイント増の28.65%。0.24ポイント減で5.83%のWindows 8.1が、0.56ポイント減で5.51%のWindows XPが続く。MacはmacOS 10.12が0.21ポイント増(3.80%)、macOS 10.13が0.07ポイント増(0.09%)など、OS X 10.10以降のバージョンが増加している(Desktop Operating System Versions Market ShareDesktop Top Operating System Versions Share Trend)。

 StatCounterのデータでは、Linuxは0.13ポイント減の1.66%となっており、Chrome OSと合わせても0.15ポイント増の2.50%にとどまる。Windowsは0.25ポイント減の83.28%、OS Xは0.2ポイント増の12.15%となっている。Net Applicationsのデータはユニークユーザー数、StatCounterはアクセス件数をカウントするため、もともと数字の根拠が異なる。以前からMacのシェアには大きな違いが出ていたが、Linuxでも差が大きくなってきた。

 なお、StatCounterでは9月からOSバージョンごとのシェアはOS種類別データでのみ提供されるようになっている。WindowsバージョンごとのデータをデスクトップOS全体に占めるシェアに換算すると、Windows 7は1.04ポイント減の36.64%、Windows 10は1.09ポイント増の32.73%となる。

 SteamではWindows 10 64 bitのシェアが4.66ポイント減の45.37%、Windows 10全体でも4.68ポイント減の45.98%となり、50%を大きく割り込んだ。一方、Windows 7は全体で5.86ポイント増の43.99%となり、再びWindows 10との差を縮めている。Macは全体で0.29ポイント減の2.74%、Linuxは全体で0.03ポイント減の0.60%となっている。

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