シャープ、「ロボホン」Wi-Fi専用モデル発売 3G/LTE版より6万円安く

2017年10月2日 16:58

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「ロボホン」(写真提供:シャープ)

「ロボホン」(写真提供:シャープ)[写真拡大]

 シャープは2日、モバイル型ロボット「RoBoHoN(以下、ロボホン)」の「Wi-Fi専用モデル」を6日に発売すると発表した。カメラやペアリング、レーザープロジェクターなどの機能で日常をサポート。持ち運びに便利な小型タイプで、外出先でも現在地の確認や検索・リマインダー機能を利用できる。本体価格は一括払いの場合14万9,040円と、3G/LTEモデルの21万3,840円より6万4,800円安くなっている。24回分割の月々プランの場合は6,200円と、こちらは3G/LTEモデルの8,900円より1,700円安くなっている。(価格はいずれも税込)

【昨年5月に発売】シャープ、世界初のモバイル型ロボット電話「ロボホン」発表

■カメラやリマインダーなどの基本アプリ内蔵

 ロボホンのWi-Fi専用モデルは、前モデルから通話機能を除いた廉価版だ。ロボホンには、アラームやリマインダー機能のほか、カメラやプロジェクターをあらかじめ搭載。わからない単語は、ウィキペディアやGoogle画像検索で調べてくれる。さらに、地図表示や天気・ニュース読み上げといった実用アプリも含まれている。

 カメラアプリでは、ロボホン目線での写真撮影が行われる。電話帳に登録した人の顔を探したり、景色を撮影したりする。内蔵プロジェクターは、ペアリングしたスマートフォン内の写真や動画、行きたい場所の地図やそのルートを投影する。アラームアプリはタイマー機能を搭載、リマインダーは最大1,000件まで登録可能だ。

■ダウンロードアプリで生活をサポート

 ロボホンは、基本アプリに加えてダウンロードアプリも導入可能だ。伝言やレシピ紹介、日記など、多彩なアプリを展開。現時点では、レストラン検索やタクシー配車以外のアプリを利用できる。

 アプリ「あんしん」では、1人で暮らす高齢者の生活をサポート。時刻や薬の時間を知らせるほか、話し相手として歌やダンスを披露してくれる。プロジェクター機能を使ったゲームアプリも配信中だ。

■愛着が沸くアクション 着せ替えやキャリングケースも販売

 ロボホンは、ジェスチャーとともにアプリを実行してくれる。独自開発の「Rサーボ」13個を全身に搭載。二足歩行やダンス・しぐさを表現するには欠かせない技術だ。さらに、表情を目の色で表すことで、より自然なコミュニケーションを楽しめる。

 別売りで着せ替えセットも販売。キャリングケースを使用すれば、一緒に外出を楽しめる。また、ロボホン内部には、スワロフスキー社製のジルコニア「ロボホンハート」が埋められている。着せ替えするときしか見られないが、「ロボットにも心がある」という感動を覚えるだろう。

 なお、「ロボホン」を使用するには、本体とは別に月額980円の「ココロプラン」への加入が必要。今回発売のモデルには、「ココロプラン」1年分が本体価格に含まれるため、1年間は月額の追加料金は不要となっている。(記事:さくらい・記事一覧を見る

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